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永代祠堂会(えいたいしどうえ)

永代祠堂会は、門徒さんのご命日をご縁につとまる法要です。
その昔は、1ヵ月間つとまり、それぞれに故人の命日の日にお参りしたそうです。時代の流れによって数日間にまとめてつとめるように変化していきましたが、今年は、コロナウィルスの影響を受けて、少しでも密集を避けることを考慮し、1ヵ月つとまった名残を踏襲して、6日間の分散型でおつとめいたします。

日時法話対象命日
7/01(水)13:30 雲林重正(新潟) 27~1日
7/06(月)13:30高島有哲(法輪寺) 2~6日
7/11(土)13:30雪山教隆(善巧寺) 7~11日
7/16(木)11:00神子巧照(照行寺)12~16日
7/21(火)13:30高島康彦(法輪寺)17~21日
7/26(日)13:30雪山俊隆(善巧寺)22~26日

※16日の昼食は取り止めになりました。法要は通常通りに行います。

それぞれの日に対象命日を定めましたので、各ご家庭におかれましては、故人の命日に合わせて指定日へお参り下さい。ご都合がつかない場合は、別日でも問題ありません。平日はご無理な方も土日がありますのでどうぞご検討下さい。

各日上限人数を設けますので、電話、Fax、申込みフォームよりお申込み下さい。定員に達した日から締切り、別日を提案させていただきますこと、どうぞご了承お願いいたします。

<お参りの流れ>
・駐車は善巧寺の境内へお停め下さい。
・善巧寺、法輪寺、照行寺の各受付へ。お布施をお出しいただきお扱いをお返しします。
・全日、門徒総法要、並びに内陣法名法要としてつとめます。
・おつとめ30分、法話30分の計1時間。16日のみ午前11時から始まり食事があります。
・法要中にお焼香をご案内します。

Temple life-お寺の日常-

Play

善巧寺の日常のひとコマを映像にしました。
音楽は、2014年にお寺座LIVEへ出演してくださった宮内優里さんのユニット「BGM LAB.」の「indoors」という曲です。この曲は、「今、外に出づらいこの非常な日常を、室内で少しでも穏やかに過ごせる道具の一つになってくれたら嬉しいです。」 というご本人のコメントのとおり、フリーダウンロードで公開された楽曲です。この曲がとても素晴らしく、ゆっくりした時間の流れが、お寺の時間と通じるものを感じて映像を重ねてみました。宮内さんにも連絡したところ、快く承諾を頂きましたので、こちらへ公開します。どうぞご覧ください。

原曲はこちらのサイトからダウンロードできますので、気に入った方はぜひどうぞ。
https://bgmlab.bandcamp.com/track/indoors-free-download

法事のコロナウィルス対策

コロナウィルスの終息まで、善巧寺では以下の対応をさせていただきます。ご法事を検討されている方はご一読下さい。

1、お寺での法事(あげ法事)推奨
善巧寺の本堂は百畳以上ありますので、充分な間隔を取りながらおつとめできます。ご自宅を選ばれる方は、マスク着用、座席の間隔、換気等のご協力をお願いいたします。

2、お茶接待の取り止め
通常は控室でお茶をお出ししますが、今しばらくは本堂からお入りいただき、各テーブルへペットボトルのお茶と茶菓子を用意させていただきます。

3、遠方の方へはネット中継推奨
遠方からご参加出来ない方のために、インターネット中継を行います。受信側にパソコンかスマートフォンなどの端末が必要です。インターネットからの参加者には参加意識を持っていただくためにも、故人へのメッセージを送っていただき、法事中に読み上げます。離れていても故人を偲ぶ気持ちは同じであることを共有しましょう。詳しくはお寺までご相談下さい。

4、会食不参加
コロナウィルスの終息まで僧侶の参加は失礼させていただきます。

以下の項目にあたる方は参加を控えていただくようお願いします。僧侶も同様に対応いたします。いずれも、感染拡大防止対策としての対応となりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。
・三十七度以上の発熱と症状(咳、痰、息切れ、倦怠感、嘔吐、下痢)
・味覚、嗅覚異常
・三週間以内の渡航歴

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春の行事中止のお知らせ

花まつりマルシェ
コロナウィルスの影響を受けて、3月中に広報ならびに初参式・七五三の募集が困難となり、4月以降の状況も見通しが立たないため、とても残念ですが今年の開催は断念することになりました。代わりにはなりませんが、8月15日のこども盆踊り、来年の花まつりマルシェをパワーアップしてお送りできるようにがんばりますのでよろしくお願いします。

ほっこり法座
3月16日と4月1日を中止します。4月16日の日帰り寺めぐりは変更して、11:00よりおつとめ(正信偈)と法話を行い11:40頃に短縮して行います。5月以降については流動的になると思いますが、こちらでもお知らせします。

ほっこり法座(2~4月)

仏さまのお話と、お寺のごはんを味わって、ココロとカラダのデトックス。ほっこり法座シーズン6のお知らせです。どなたも心よりお待ちしております。

参加費:1,000円(3/1と4/16は別料金です)
持ちもの:じゅず(貸出しも可能)
服装:自由

<時間割>
10:30 受付
11:00 おつとめ
11:10 法話
12:00 お寺ごはん
12:40 ティータイム(自由参加)

2月1日(土)11:00~12:30
ブッダの生涯
講師:雪山俊隆(善巧寺)
参加費:1,000円
ブッダ=お釈迦さまはどんな人生を歩まれたのか。いちから順にその足跡を辿っていきます。



2月16日(日)11:00~12:30
ゼロから味わう仏教
講師:日下賢裕(石川・恩栄寺)
参加費:1,000円
仏教ってそもそもどんな教え?専門用語を丁寧に解説し仏教を基礎から学ぶ講座です。



3月1日(日)11:00~15:00
マイ経本づくり ~写経と和綴じ~
講師:堀麻由美(富山市・豆本堂)
参加費:2,000円
昨年大好評の写経と和綴じワークショップ。和綴じは表紙に友禅和紙、カラフルな糸でお好きな組合せで作ることができます。

中止 3月16日(月)11:00~12:30
中止 4月1日(水)11:00~14:00
中止 4月16日(木)11:00~15:00

2019 善巧寺5大ニュース

2019年の終わりが近づいてきました。
今年を振り返って善巧寺の5大ニュースをまとめました。
ダイジェスト版としてご覧ください。

1、釈迦十大弟子とジャータカ物語-オテラ・ザ・エキシビジョン 2nd-
仏教×アートの企画「オテラ・ザ・エキシビジョン」の2回目が4月に行われました。 今回は3名の作家さんに「釈迦十大弟子」と「ジャータカ物語」をテーマに作品制作していただき、3週間ほどの展示期間を設けて展覧会を開催しました。展示会場は、奥座敷やお蔵を活用し、本堂ではレセプションや北インド古典音楽のスペシャルライブ、土日にはお寺カフェを開いて、善巧寺のすべてのハードを活かした企画です。

2、空華一泊聞法
行信講座「正信偈に学ぶ」の10回目を迎えるにあたって、空華忌(くうげき)と合わせて2日間の1泊聞法を企画しました。関西や関東からの参加者もおられて宿泊者は20名ほど、2日間の参拝者はのべ120名になりました。

3、ほっこり法座、軌道に乗る
2018年、伝統行事「お講」の再興をかけてリニューアルした定例行事。29回を終えて参加者名簿は154名になり、平均人数は20~30名ほどが定着してきました。今年ラストの12/16は50人の参加者で大盛況でした。食事担当の浦山地区は、従来の料理にとらわれず、ネパール出身者のカマラさんが中心となりネパール精進カレーがふるまわれました。

4、花まつりマルシェ
従来の花まつりに、マルシェを合わせて行うようになって4年目。初参式と七五三の受式者は合わせて20組を超えマルシェも大盛況でした。年々、認知度もあがり来場者数が増えています。
>> 花まつりレポートはこちら


5、善巧寺会館、緊急修復
会館の床から虫が湧いてきたことをキッカケに原因を探ったところ、雨どいと外壁の老朽化が進んでいたため、今年度の営繕予定を先送りして、緊急で修復しました。

番外編
・善巧寺の土台を支える総代会では、中坂岩雄さん(三日市)が総代長(責任役員)に就任しました。総務部長は澤木繁夫さん(下立愛本)、営繕部長は澤田正さん(浦山)、教化部長は鬼原猛さん(浦山新)です。
・赤ちゃんの100日参りがありました。お参りは法事や葬儀が中心ですが、このような喜びのお参りもとてもありがたかったです。
・ 黒部市の姉妹都市、アメリカのジョージア州メイコンより、高校生たちが日本の文化に触れるというテーマでお寺体験に来てくれました。貴重な異文化交流となりました。
・お茶の間説法の音声とテキストを公開。年明けに一区切りになります。その後の予定は未定ですが、できれば音声法話を提供していきたいと考えています。

まとめ
今年は、お寺の要である「教え」に重点を置いた行事(一泊聞法とほっこり法座)と、華やかな行事(エキシビジョンと花まつりマルシェ)をバランス良く開催出来てとても実りのある年でした。一方で、門徒さん対象の法要は、世代交代が滞り新規の方がほとんどおられない状況で、衰退傾向が止まりません。来年はここにメスを入れていきたいと考えています。

令和2年はどんな年になるでしょうか。
3年目に入るほっこり法座は引き続き力を注ぎ、浄土真宗寺院にとって最も大事な法要「報恩講」の活性化を考えています。また、お墓のない方や継承が困難な方の声を受けて、納骨壇の設置を予定しています。仏教団の花まつりは宿寺にあたりお久しぶりの稚児行列。お寺座ライブも水面下で動き始めました。いろいろなご縁を大事にしながら、エンジンを加速していきたいと思っています。

二河白道のたとえスライドショー

浄土真宗本願寺派の研究機関「総合研究所」より、阿弥陀如来の救いを説いた「二河白道(にがびゃくどう)」のパワーポイントスライドショーが公開されました。ゲーム調にドット絵を使用し、「改変・再配布は自由 」という、教団としては珍しいアクションです。音声付きのファイルも公開されていますので、詳しくは下記のサイトをご覧下さい。

浄土真宗本願寺派総合研究所
「二河白道のたとえ」PowerPointスライドショー
http://j-soken.jp/download/10808

スライドバージョン

ほっこり法座(10~12月)

仏さまのお話と、お寺のごはんを味わって、ココロとカラダのデトックス。ほっこり法座シーズン5のお知らせです。今回も魅力的な先生が揃いました!民藝、消しゴムはんこ、仏教絵本など、様々な切り口から仏教・浄土真宗の教えに触れてください。どなたも心よりお待ちしております。

参加費:1,000円(12/1のみ2,000円)
持ちもの:じゅず(貸出しも可能)
服装:自由

お申し込みはこちらからどうぞ。12/1の消しゴムはんこWSは定員に達し次第締め切ります。参加希望の方はお早めにお申し込み下さい。

10月1日(火)11:00~12:30
通夜って?葬儀って?
講師:雲林重正先生(新潟・淨秀寺)
参加費:1,000円
意外と知らない宗教儀礼の話。自作の儀礼リーフレットに沿って、その意義をお話します。

10月16日(水)11:00~12:30
疑問や悩みの共有
講師:雪山俊隆(善巧寺)
参加費:1,000円
過去のアンケートで様々な疑問や悩みを聞かせてもらいました。それを元にお話します。

11月1日(金)11:00~12:30
願いの中に生きる私
講師:四下順文先生(富山市・妙傳寺)
参加費:1,000円
初めてのほっこり法座のご縁です。皆さまにお会いできる日を楽しみにしております。

11月16日(土)11:00~12:30
民藝と他力思想
講師:太田浩史先生(南砺・大福寺)
参加費:1,000円
日本民藝協会常任理事でもある太田住職より民藝をとおして、他力思想のお話です。

12月1日(日)11:00~14:00
消しゴムはんこで年賀状
講師:麻田弘潤先生(新潟・極楽寺
参加費:2,000円
消しゴムはんこのお坊さんによるワークショップ。時節に合わせて年賀状用のハンコ作りです。

12月16日(月)11:00~12:30
ひかりになった、王子さま
講師:浅野執持先生(愛媛・万福寺
参加費:1,000円
仏教絵本「絵ものがたり正信偈」の著者と一緒に音読をしながら、正信偈の世界に浸る法話です。昼食はお釈迦さまの誕生地ネパール・ルンビニ出身者によるネパール精進カレーと和風カレーの2種です。

<時間割>
10:30 受付
11:00 おつとめ
11:10 法話
12:00 お寺ごはん
12:40 ティータイム(自由参加)
※12/1の消しゴムはんこワークショップのみ午後2時まで行います。

<講師の関連書籍>
消しゴム仏はんこ。でごあいさつ
津久井 智子 麻田 弘潤
誠文堂新光社

空華一泊聞法の旅

4年前からスタートした行信講座「正信偈に学ぶ」が10回目を迎えます。この講座では、宗門校「行信教校(ぎょうしんきょうこう」より天岸浄圓先生をお招きして、浄土真宗の要が記されている「正信偈(しょうしんげ)」をみっちりと3時間の講義を受けています。

今回は10回目を記念して、一泊聞法のコースを用意しました。初日は「正信偈に学ぶ」の講義、2日目は善巧寺11世僧鎔(そうよう)の法要「空華忌(くうげき)」の法話です。仏法三昧の2日間はいかがでしょうか?ご希望の方は下記にしたがってお申込みください。

<日程>
2019年11月11日(月)
13:30 行信講座「正信偈に学ぶ」
16:30 終了予定
17:00 バス移動(宇奈月温泉「喜泉」へ)
17:30 懇親会(天岸先生を囲んで)
※宇奈月温泉「喜泉」宿泊

2019年11月12日(火)
09:30 バス移動(善巧寺へ)
10:00 空華忌(おつとめ、法話)
12:00 昼食
13:00 空華忌(おつとめ、法話)
15:00 終了予定
※両日、ご講師は天岸浄圓先生です。

<コース>
〇11/11 行信講座のみ参加 2,000円(僧侶5,000円)
〇11/11 行信講座+懇親会 10,000円
〇11/11~12 宿泊フルコース 18,000円(講座・法要参加費込み)
〇11/12 空華忌のみ参加 2,000円

主催:専精会富山支部、白雪山善巧寺
※専精会についてはこちらに記しています。

2019夏の総括

7月の「永代祠堂会」にはじまり、8月の「こども盆おどり」と「お盆まいり」、お寺さん仲間とはこども会で「謎解き寺」、富山別院では納涼祭の「縁日」など、夏の行事が一通り終わりました。


永代祠堂会(えいたいしどうえ)
善巧寺の門徒さんの故人をご縁につとまる総法要で、「門徒さんの門徒さんによる門徒さんのための」法要です。総代さんと婦人会の方を中心に清掃奉仕、準備日、当日の対応をしてくださっています。参拝者は毎年の顔ぶれが多く、70~80代の方が中心にお参りくださっています。お参りくださる方は、年に一度の恒例でもありお参りするべき行事になっていますが、残念ながら次の代のお参りが少なく、「あなたのための法要」という趣旨が伝わっておらず悩んでいます。今年は寺報に合わせて案内用紙を送ったのですがあまり効果が見られなかったので、来年は個別の案内として送る予定です。

こども盆おどり
先代の時代から復活した行事で、「こども」に焦点を当てて40年以上続いています。盆踊りのルーツがお寺であることに加えて、子供に楽しんでもらうことを特長にしています。花まつりと同様、運営母体となるグループがないのが悩みですが、これまでのご縁を頼りにギリギリがんばっています。元々は、先代の飲み仲間を中心にした「夢を語る会」が主催をしていました。そこに劇団のOBがスタッフに参加するようになり、いつしか劇団OBが中心になっていきました。それも進学、就職、結婚などの環境によって毎年変化していくので、固定的な母体にはならず、最近では、親子参加者を中心に個々にご縁のある方を頼りにしています。運営グループがないため、準備は一ヵ月ほど前から少しずつ進めていき、数日前のちょうちんつりと、当日のお店の協力、後片付けをお願いしています。いずれにしても、「こどもの笑顔」という目的がハッキリしているので、そのために出来る限りのことをやっていきたいと思っています。

お盆まいり
地域柄もあり善巧寺には元々なかった行事でした。数十年前に総代の方から声があがり毎年16日に行うようになりましたが、当初は総代の方が集まってお盆まいりに引き続き、お寺の営繕関係の話し合いが行われる場となっていました。一般参拝を呼び掛けるものの、なかなか定着には至らず、最近では、1年の間に葬儀のあったご家庭に対して初盆のご案内をするようになりました。対象を絞ったためダイレクトに声が伝わりやすく、またお盆中ということもあってご家族で参拝される方も数組おられるので、小規模な法要のスタイルができつつあります。


ほっこり法座
8/1は大阪より若林唯人先生にお越しいただきました。半月前の永代祠堂会では若林眞人先生というたまたまの親子でご縁をいただきました。今回で23回目となりこれまでの参加者は130名を超えました。今も初参加の方が来られるのはとてもありがたいです。9月はお休みなので次回は10月1日です。


ラジオ体操
昨年から夏休み期間のラジオ体操は善巧寺で行われています。親のプール監視もしかりで、親と参画型の子供行事はゆるやかに縮小化傾向にあります。第一義は「子供のため」のはずですが、それぞれの考え方の上に責任問題やお金の問題など、大人の事情で変化していくのは悩ましいところです。

キッズサンガ
黒部市と魚津市の浄土真宗本願寺派グループ「黒西組(こくせいそ)」では、毎年お寺を順番に回り子供会(キッズサンガ)を開催しています。今年は、善巧寺から車で5分ほどにある若栗「真照寺」で開催されました。今回のメインコンテンツは「謎解き」。真照寺住職の本願寺で働いていた経験が活かされて、スタッフに声をかけさせる仕組みや個々に楽しめるゲーム性など、大盛り上がりの行事でした。

縁日
富山別院で納涼祭的な行事「縁日」が行われました。音響担当で声をかけていただき、岩瀬の慶集寺住職とご一緒に音楽を流してきました。こちらは寺族仏教青年会主催で、県内のお坊さんたちが切り盛りしています。これまであまり関わっていないので恐縮ではありましたが、よいご縁をいただきました。