お寺の葬儀

ここ10年ほどでホールの葬儀が主流となっていますが、久しぶりにお寺で葬儀が行われました。通夜は奥座敷を使用しました。「余計にお金がかかるんじゃないの?」という声を耳にしたことがありますが、普段からお寺を支えて下さっている門徒さんから使用料は頂きません。祭壇に関しても元は本堂に見立てていることを考えると、祭壇がなくても差し支えありません。家族葬も有縁の方に来ていただく従来の葬儀もつとめられます。駐車場や館内完備はホールに及びませんが、お寺の葬儀はやはり格別のものがあると思います。年中行事と重なると使用出来なかったり、予定の立たない儀礼ではありますが、お寺でも葬儀が出来ることを改めて頭の片隅に入れていただければ幸いです。

また、昨今葬儀の話題がメディアでも多く取り上げられますが、多くはまずお金の話が出てきます。いわく「葬儀は高過ぎる」と。確かにお金はかかりますが、ひとつ抜けているのは、従来の有縁の方々が参拝する葬儀では、その数だけ香典があがります。いわば、みんなで葬儀をあげているスタイルです。それを抜きにして出費だけを取り上げることには疑問です。村八分という言葉がありますが、残りの二分は家事と葬式のことだそうです。どんなに憎み合っていても、つまはじきされている人でも、火事と葬式は支え合いましょうと。

コミュニティの在り方や人との繋がりの変化に伴い、身内だけでつとめる家族葬も多くなりましたが、やもすると従来の葬儀のほうが収支が無理なく収まっている場合もあります。大小問わず、葬儀の在り方を共に考えていきたいと思っていますので、ご縁のある方はどうぞお寺へご相談ください。

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