向井秀徳アコースティック&エレクトリック

凄まじいライブでロック・ファンのみならず多方面から高い評価を得ているZAZEN BOYSのフロントマン向井秀徳のソロ・プロジェクト。各種イベントやフェスティバルはもとより、寺院、スナック、銭湯、などなど場所を選ばぬフットワークの軽さで全国各地に出没。2010年は全国25公演に及ぶソロ・ツアーを敢行し、九段会館大ホール単独公演も満席の大成功を収めた。アコースティック・ギターとエレクトリック・ギターを縦横に操り、自身の曲や意外なカヴァー曲を交え、弛緩と緊張がせめぎあう唯一無二の世界を創り出している。

smoug

富山のインストロックバンド「interior palette toeshoes」のメンバー2人で構成されたエレクトロ・ユニット。アコースティックでローファイな無垢さとアナログで温かな電子音の結合。シンプルな反復を軸にカラフルな音色を鳴らす。ベッドルームから飛び出したセンチメンタルポップ。

湯川潮音

小学校時代より東京少年少女合唱隊に所属。アイルランド留学を経てメジャーデビュー、同時に映画『リンダ リンダ リンダ』に出演、劇中で歌声を披露し注目を集めた。以降、文化財でもある講堂や、クラシックホールでのノンPAライブなどを開催する一方、野外フェスにも多数参加、数多くのCMやNHK「みんなのうた」への楽曲提供など、触れ幅の広い活動を続ける。また、08年にはディズニー映画『ティンカー・ベル』の日本語版テーマソング「妖精のうた」の作詞/歌唱でも話題となった。09年末、前作のオリジナルアルバム「灰色とわたし」に続き、カバーアルバム「Sweet Children O’Mine」を発表。洋楽ロックのカバーという意表をついた選曲と、アコースティックでリラックスした内容が評価を得、10年春には台湾、香港でも発売され、洋楽としてチャートインした。深さと強さを併せ持つその歌声、普遍性と革新性を兼ね備えた音作りは、幅広い層から支持を受けている。現在、オリジナルニューアルバムの制作中。

鴨田潤(イルリメ)

ラッパー / トラックメイカー / DJ / 作詞家 / プロデューサー。
2000年、イルリメ名義での1stアルバム『イるreメ短編座』を発表し、以来昨年までに、6枚のオリジナルアルバムをリリース。唯一無二の声、独特のセンスで切り込まれる言葉とともに、先鋭的な音作りはひとつのジャンルではとらえきれない魅力をもち、その柔軟な音楽性から、精力的に行われる多彩なコラボレーションの中でも突出した才能を発揮する。 2008年末には今までの打ち込みによるトラックの音源とは全く異なる、『ひきがたり』を鴨田潤名義、自主リリースで突如発表。作詞家としてもこれまでに高く評価されてきた歌詞を、シンプルなギターと味のあるメロディーに乗せ歌うことにより、イルリメとはまた違った魅力を引き出す事に成功した。昨年より弾き語りでのLIVEも展開し始め、さらに活動の場を拡げている。イルリメとしての最新作は5曲入りアルバム『360°SOUNDS』。

INO hidefumi

1970年7月26日生まれ。ミュージシャン。東京恵比寿3丁目を拠点にTenementとinnocent recordを主宰する音楽家。 『1レーべル 1アーティスト』という隅々まで行き届いたサウンドプロダクションで、
2004年から7inchアナログレコードにこだわった” 7inch series”を展開し、その後1st.アルバム“Satisfaction” 、タワーレコードとのコラボレーションによる“The Force of Exotic”等をリリース。2008年6月には2nd.アルバム”Living Message”をリリース。清廉で心に響く音色と職人的な音楽性で、幅広い層の心を揺さぶりながら浸透中。

中山うり

ジプシースウィング、ミュゼット、タンゴなど世界中のアコーディオン音楽を絶妙にブレンド。2007年にCDデビューにもかかわらず、フジロックフェスティバルに2度も出演するなど、夏フェスを席捲。超満員のワンマンライヴはすでに32回を数え”アコーディオンを抱えたシンデレラ”と噂されるシンガーソングライター。ミラクルヴォイスと絶賛されている歌声、アコーディオン、作詞作曲、トランペットも演奏するなど飛びぬけた才能にもかかわらず現在、美容師としても活躍、都市生活からのリアリティーあふれる作品群を生み出し続けている。

Jun Nishimura

コンポーザー、キーボーディストとしてRock、Pops、Jazzなど多岐にわたるジャンルでの長いバンドキャリアを持つ。2007年にはベルリンのレーベルMerkurより1st.EPをリリース、 販売サイトにてエレクトロニカ部門topにランキングされ、同年ドイツ各地でライブアクトを行う。ソロライブパフォーマンスを行う傍らダンスパフォーマンス、ゲーム音楽、TV番組等の音源も手がけるなどそのクリエイティビティーは幅広い。現在は女性アーティストのKalna Katsoumとのユニット”choux-choux”で活躍中。

小島麻由美

1972年東京都中野区生まれ。95年「結婚相談所」にてデビュー。ジャズやジンタ、歌謡曲の記憶が交差するレトロな音楽性と、現代の少女的感性が結びついた独自の作風で注目を集める。現在までオリジナル7枚を含む10枚のアルバムを発表。最新作はミュージカル・マナーに法り、文字通り劇的な音楽に挑戦した「スウィンギン・キャラバン!」(2006)。自身のCDジャケットを飾るイラストにも定評があり、イラスト集『KOJIMA MAYUMI’S PAPERBACK』(2006)や、アニメーション作品「ふうせん」(NHKみんなのうた)などもある。 

ストロングマシン2号

現在中学一年生の女性ダンサー。2004年夏頃から各ダンスコンテストに入賞し、その独特の動きが話題を呼び、翌年にはPOLYSICSのPVに起用されたことで一躍有名になる。2006年以降、任天堂や『ぼくはガス、ポッ』(Gラインとやま)のCMやテレビ番組に多数出演。実家の真言宗妙音寺で副住職を勤めている。

七尾旅人

79年8月生まれのシンガーソングライター。新種の『うた』を発見し続ける、音楽史上でも類を見ない存在。98年のデビュー以来、いくつかの問題作を発表。アンダーグラウンドからポップフィールドに至るまで、ジャンル、分野に関わらず、熱烈な支持を集める。2007年9月11日には3枚組というボリュームで、驚異に満ちたインディペンデント・ミュージカル作品≪911ファンタジア≫を発売。

二階堂和美

広島県出身。90年代中頃からギターと声を中心とした制作・ライヴ活動を始める。あらゆる感情の振れ幅を表現してしまう歌声と、ステージでの立ち居振舞いまでを含めて全身から音楽を紡ぎ出すようなやり方で、それがギターの弾き語りであれ、他アーティストの共演であれ、余人の追随を許さない輝きを放つ稀有な歌手として広く知られている。

そのスタンスから、他アーティストとのコラボ―レションの機会も多く、来日アーティストとの共演も多いことから、邦楽・洋楽の別を問わず、幅広いファンの支持を得ている。近年はその活躍の場を海外にまで広げており、2003年には盟友フィル・イルヴラムと初のアメリカ・ツアーを敢行。さらに、2004年秋にはベルギーに渡って現地の様々なアーティストとコラボレーションを重ね、2006年4月には、イギリス/スコットランドをツアーをしている。ジャンルを問わず、国境すら越えて世界中で絶大な支持を集めてきた彼女の、聴く者をたちどころに引き込んでしまう変幻自在のヴォーカルと圧倒的なステージングは、もはや語り草になっている。

rei harakami

広島生まれ、京都在住。
97年、アナログ『rei harakami ep』でそのキャリアをスタートさせる。’98年、ファーストアルバム『unrest』、’99年に2ndアルバム『opa*q』をリリース。その独自の清廉さと繊細さが織り成す、例えると水彩画のようなタッチの音楽性が国内外で幅広く支持される。’01年の3rdアルバム『red curb』以降、矢野顕子、UA、ショコラ等の作品のプロデュースや、くるり、ナンバーガール、Great3等の楽曲のリミックスを手がけ、’05年には4thアルバム『lust』を発表、大きな話題となる。

06年には未発表曲を中心に集めたアルバム『わすれもの』リリースの他、日本科学未来館のプラネタリウム「MEGASTAR-II cosmos」のコンテンツ『暗やみの色』の音楽を担当し、同名の限定盤CDもリリース。夏には全国5箇所を廻るツアー「ふっくらなのにしわしわライブツアー」を敢行し大盛況に終わる。この年は「Rock In Japan Festival」、「Rising Sun Rock Festival」など夏フェスにも矢野顕子とのコンビで登場、思いがけないユニットの誕生が大喝采を浴びた。また海外での活動も、’05年のSonar(スペイン)出演をはじめフランス、ドイツでのライブなど多岐に渡る。その圧倒的なオリジナリティたるや、もはや世界で唯一無二と言い切れる音楽を表現する。

07年には「Nike+」のために提供したiTunes Storeのみで販売されるコンパイル・アルバム『River: Nike+ Original Run』のリリース、夏公開の映画『天然コケッコー』の劇中の音楽制作、また、矢野顕子とのユニット「yanokami」の1stアルバムリリースなど、ジャンルを超えて幅広く活動している。