二階堂和美

広島県出身。90年代中頃からギターと声を中心とした制作・ライヴ活動を始める。あらゆる感情の振れ幅を表現してしまう歌声と、ステージでの立ち居振舞いまでを含めて全身から音楽を紡ぎ出すようなやり方で、それがギターの弾き語りであれ、他アーティストの共演であれ、余人の追随を許さない輝きを放つ稀有な歌手として広く知られている。

そのスタンスから、他アーティストとのコラボ―レションの機会も多く、来日アーティストとの共演も多いことから、邦楽・洋楽の別を問わず、幅広いファンの支持を得ている。近年はその活躍の場を海外にまで広げており、2003年には盟友フィル・イルヴラムと初のアメリカ・ツアーを敢行。さらに、2004年秋にはベルギーに渡って現地の様々なアーティストとコラボレーションを重ね、2006年4月には、イギリス/スコットランドをツアーをしている。ジャンルを問わず、国境すら越えて世界中で絶大な支持を集めてきた彼女の、聴く者をたちどころに引き込んでしまう変幻自在のヴォーカルと圧倒的なステージングは、もはや語り草になっている。