【イベント情報】音泉温楽~全国サテライト式~

お寺座とご縁のあるサワサキヨシヒロさんに関連するイベント紹介です。

温泉マニアで知られるサワサキさんは、お寺座の折にもライブの前後に宇奈月温泉、黒薙温泉、小川温泉など毎度巡回されています。そのサワサキさんがホストをつとめて、音楽と温泉のコラボレーション企画「音泉温楽」が2009年よりスタートしました。出演者の豪華さに加えて、「千と千尋の神隠し」のモデルになった重要文化財「金具屋」が会場となり大きな話題をよびました。昨年の3回目には早々にチケットがソウルドアウトするという盛況ぶりで、今春からは「日本全国サテライト式 肌感覚共有型 温泉×音楽フェスティバル」と銘を打ち、新たな展開を起こされています。すでに下記3箇所の開催が決定しており、「次はどこ?!」「富山もいつか来てくれる?」と、目が離せません!

ひとっ風呂浴びて、美味しいご飯とお酒を堪能して、ゆったりと音楽を楽しんで、寝る前にもうひとっ風呂…。ライブ中は浴衣で寝そべって聴いている人もちらほら。これほどの贅沢はなかなかありません!家族旅行や友人との旅行など、ちょっと贅沢をしての宿泊コースをおススメします。


音泉温楽 嬉野温泉
■日程:2012年3月17日(土)~18日(日) 終了
■会場:嬉野温泉大村屋(佐賀県嬉野市嬉野町大字下宿乙848)
■出演:
-勝手に観光協会(みうらじゅん&安齋肇 with 山田五郎)
-前野健太
-Omodaka
-Inbisible Designs Lab.
-Naturally Gushing
-DJ 常盤響
-DJ ラブロックチーム タクミ&シュニスタ
■特設サイト http://onsen-ongaku.com/2012/ureshino/


音泉温楽 月岡温泉
■日時:2012年4月22日(日)open13:00 start13:30 終了
■会場:月岡ニューホテル冠月(新潟県新発田市月岡温泉130)
■出演:
-TOWA TEI
-DE DE MOUSE
-みち(安齋肇×小野瀬雅生)
-前野健太
-cero
-Omodaka
-片想い
-Naturally Gushing
-DJ ミッツィー申し訳
■特設サイト http://onsen-ongaku.com/2012/tsukioka/

おススメCD
Naturally Gushing vol.1/Naturally Gushing
2008年にリリースされたサワサキヨシヒロさんの「温泉的ラウンジ&アンビエントミュージック」。
温泉に浸かっているかのごとくに浮遊感たっぷりのサウンドが最高に心地いいですよ。

【出版情報】二階堂和美、松本圭介

お寺座とご縁のある二階堂和美さんと松本圭介さんの出版情報です。

しゃべったり書いたり/二階堂和美
過去2回お寺座に出演してくださった歌手であり僧侶である二階堂和美さんのインタビューやエッセイをまとめた一冊。 ある意味、私的な仏教書でもあって、彼女の人生を通して語られる仏教観はとても興味深く面白いです。
▼目次
まえがき/人生はどうにもならんから生きていける/聴いたことがあるような曲をつくりたい/二階堂和美を知らなくても『にじみ』が残るといいな/祝島のおじちゃんおばちゃんたち/死を考えることは、生を考えること/歌はわたしのなんまんだぶつ/歌うたのしみ 生きるよろこび/ヒバリ/あらゆるものごとがにじみ合って/私の歌を役に立ててほしい

二階堂和美公式サイト

脱臆病入門/松本圭介
臆病の三大原因、「自信不足」「自意識過剰」「存在の不安」をじんわり鎮めるブッダの教え。
昨年のお寺座LIVEで一口説法をしてくださった松本圭介さんの著作で、その時のお話と重複する内容です。等身大の視点と新鮮な切り口で仏教を紹介、同世代の若者に響く言葉が満載です。他に「お坊さん、はじめました。」「お坊さん革命」「お坊さんが教えるこころが整う掃除の本」などの著作もお勧めです。
▼目次
「臆病」が瞬間瞬間の幸せを損ねている/「自分だけの行動基準」をもつ/「こうありたい自分」に操られない/奪い合いの人間関係から距離を置く/「変わる」ことに罪悪感をもたない/自然体の自分から離れないための、生活改善

関連サイト「彼岸寺」

【イベント情報】新潟・極楽パンチ2012

新潟県小千谷市の極楽寺で「極楽パンチ2012」が催されます。
七尾旅人&ユザーンがライブ出演、話題の映画「ミツバチの羽音と地球の回転」の上映、エコマーケットなど、盛りだくさんの内容です。ライブ出演の七尾旅人さんはお寺座LIVEに過去2回出演、主催の極楽パンチさんは出店協力、住職の麻田さんは読経隊に参加してくださった方々です。タイムスケジュールや申し込み方法等の詳細は公式サイトからアナウンスされると思いますので気になる方は要チェックです!

極楽パンチ 2012
■日時:2012年5月20日(日) 終了
10:00~15:00 エコマーケット
16:30~21:00 キャンドル×バルーンナイトライブ
■会場:「極楽寺」新潟県小千谷市平成2-5-7
■LIVE:七尾旅人×U-zhaan
Hand made candle TAiMU(キャンドルデコレーション)
Daisy balloon(バルーンデコレーション)
■映画:ミツバチの羽音と地球の回転
■Ticket:前売3,000円 当日3,500円
『4月1日(日)午前9時よりチケット予約開始』
申込先:gokuraku-p@mail.goo.ne.jp
*お名前・住所・電話番号・チケット枚数を記入の上お申し込みください。
*定員(150名)になり次第、受付は終了となり、それ以降の方はキャンセル待ちとなります。
*4月1日午前9時以前のお申し込みついてはお受けすることが出来ませんのでご注意ください。
*お申し込みは上記メールのみとなります。電話、関係者を通じてのお申し込みは、お受けすることが出来ませんのでご注意ください。
■主催:極楽パンチ
■公式サイト:http://blog.gokuraku-punch.com/

【エコマーケット】では、エコについて学べるエコブースが、昨年より拡大されます。ゴミ問題、自然エネルギー、循環型社会について学べるブースが用意してお待ちしています(後日発表)。飲食ブースは全て再利用出来るリユース食器を使います。この食器を使うことでイベント中は、ほとんどゴミが出ません。美味しく食べて、リユースも体験出来るブースです。
※極楽パンチ=フリーマーケットと言われるくらい毎年好評のフリーマーケットです。手づくり品を中心とした個性豊かな出店が集まります。
【キャンドル×バルーンナイトライブ】では、お寺の古蝋燭をリメイクしたキャンドルがデコレーションされます。制作はキャンドルアーティストHand made candle TAiMU馬場一樹が担当します。さらに今年は小千谷市出身で世界を舞台に活躍するバルーンアーティストDasiy balloon細貝里枝によるバルーンデコレーションも加わります。そのキャンドル×バルーンの幻想的な空間の中、5年連続出演の超絶タブラ奏者のU-zhaanと、シンガーソングライターの七尾旅人のLIVEをお楽しみください。さらに今年は「ミツバチの羽音と地球の回転」の上映会もあります。自然エネルギーで持続可能な社会を作っているスウェーデン、上関原発建設に反対し、持続可能な社会を目指す祝島の人々を通して、私たちの未来に具体的なイメージをもちたいと考えています。(公式サイトより転載)

vol.6 ALBUM

photo by syunsuke ikeo , sayaka kouriki

■出演:
-七尾旅人
-原田郁子
-denpun
-松本圭介
■日時:2011年10月8日(土)開演17:00(受付開始15:30)
■場所:白雪山善巧寺
■料金:¥3,000(高校生以下¥1,000、未就学児無料)
■サポーター:
-読経隊(西塔公崇、日下賢裕、雲林重正、麻田弘潤、兼廣はるか、五藤広海、雪山俊隆)
-DJ:賞雅淳也
-VJ:E-range、機材協力:北畠大
-PA:RHYTHMBOXER、太田智紀
-フライヤー:小濱真吾(イラスト:金子祥子)
-撮影:池尾俊輔、 高力さやか、善積真吾
■FOOD&DRINK:
-おやつ堂のあ
-くろべ工房
-セントベリーコーヒー
-ファムズデリ
■主催:お寺座実行委員会

【あとがき】
お寺座LIVE vol.6、おかげさまで今年も大盛況に幕を閉じることができました。ご来場の皆様、心よりありがとうございました。今回は、お申込みの段階から、即日ソールドアウトの滑り出しで、二次募集の立見席50数人分も10分で締め切るという予想以上の反響でした。お断りした方の数もかなり多くて、とても申し訳ない気持ちです。当日は、「お寺座は雨」を覆す快晴で、最高のライブ日和となりました。それでも夕方からは寒くなる時節ですので、用意したひざ掛けとカイロを多くご利用いただきました。出店には、「おやつ堂のあ」「くろべ工房」「セントベリーコーヒー」「ファムズ・デリ」と、リユースカップ提供の「極楽パンチ」。お寺座からは義援グッズ販売コーナーを設けました。義援金は33,750円集まりました。ご協力くださった方々、誠にありがとうございました。送り先が決まり次第、振込み致します。

ライブは、仏さまをお迎えする讃歌「三奉請(さんぶじょう)」というお経からスタートしました。お寺座へようこその意を込めています。続けて、お寺の喚鐘(かんしょう)が鳴り響く中、地元代表でもありトップパッターのdenpunさんがスタンバイ。VJの演出と絡み合って、本堂を異空間へと誘います。
お次は、松本圭介さんの一口説法。お寺に来てもらった限り、やはり仏さまのお話にも触れていただきます。右脳と左脳を行ったり来たりするのも、お寺座の醍醐味のひとつでしょう。説法の後は、お待ちかねの原田郁子さん。本堂に響き渡る原田さんの声は、まさに天上から聴こえてくるようで、至福の時間でした。休憩時間のDJ担当は、鹿児島のお坊さんDJ賞雅淳也。開演前のゆったりした選曲とはうって変わって、軽快なリズムで後半への期待を高めてくれます。
後半は、2回目の一口説法からはじまり、再度お寺でのライブを認識してもらった上で、3年前のvol.3以来2回目の出演、七尾旅人さんがご登場。七尾さんは、すでに会場の雰囲気をご存知でとても安心感がありました。また、今回は、事前に何度も連絡を取り合ってくだり、お寺という場を考慮しつつ、自由奔放な演奏は素晴らしいパフォーマンスでした。
七尾さんの演奏から、そのまま原田郁子さんの再登場。おふたりのコラボレーションは、1+1が10にも20にもなるような相乗効果を生んで、今、日本において最強のコンビと言っても過言ではないのではないでしょうか。
お寺でライブという自体、安らぎと刺激の融合という側面がありますが、このおふたりのコンビネーションは、まさにその結晶のように写りました。当初、コラボレーションは、2,3曲が精一杯かと思っていましたが、ご相談の結果、なんと45分ほど演奏してくださるということでタイムテーブルを何度も組み換えました。実際は1時間以上の演奏となり、お寺座伝説のひとつとして今後も語り継がれていくことでしょう。
ラストは、東日本大震災追悼の意を込めて読経です。お経だけでは、イメージを持ちにくいことを考慮して、冒頭に世界的な仏教者ティク・ナット・ハン師の震災に寄せたメッセージをアナウンスしました。ここに転載しておきます。(一部抜粋)

今回の悲劇で亡くなった多くの方のことを想うと、
ある部分、あるかたちで我々自身も亡くなったのだと痛切に感じます。
人類の一部の苦しみは、全人類の苦しみです。
また、人類と地球はひとつの身体です。
そのひとつの身体の一部に何かが起きれば、全身にも起こります。
このような出来事は、命のはかなさ(無常)を我々に思い起こさせてくれます。
お互い愛し合い、助け合い、人生の一瞬一瞬を大事に生きることが、我々にとって一番大切なんだと。
それが亡くなった人々へのなによりもの供養です。
彼らが我々の中で美しく生き続けれるように生きるのです。

震災は、あまりに大きな出来事で、中途半端にマネゴトをしても、逆に失礼なことではないかと繰り返し自問自答しましたが、やはり、この出来事は、日本のどなたにとっても人ごとではなく、ティク・ナット・ハン師がおっしゃるとおり、我々の身体から何かが欠ける悲痛の出来事でした。その想いを共にしたいと願い、最後の読経は追悼法要というスタイルで終焉することとなりました。七尾さんが先に歌ってくださった「圏内の歌」ともリンクします。多くの方が正座に組み替えられたと聞きました。

こうして、参加者をはじめ、多くの方の応援により、大成功のイベントとなりました。自画自賛ではありますが、ひとつのイベントにここまで密度の濃い力が合わっさったものはそうはないと思っています。年々クオリティも上がり続けて、もうちょっと力を抜いてもいいんじゃないかと思うほどです。中枢スタッフの中には、こどもの頃からお寺に遊びに来ていて善巧寺の中を知り尽くしているメンバーが何人もいます。住職が見つけられないものを、他のスタッフが探し当ててくれることも日常茶飯事で、力強いことこの上ありません。お寺座をご縁に、情熱溢れるメンバーも増えました。お寺座をもの凄く大切に想ってくれてイベント成功のために全力を注いでくれます。彼ら彼女たちとは、月一回の集合日に飲みながら交流を深め、それが次回へのパワーに繋がります。当日は、県外に移り住んでいる者もこの日のために帰省してくれたり、初期スタッフで子育て中のママも駆けつけてくれたり、全国各地からお坊さんや仲間たちが続々と集まってきてくれます。読経隊のみならず、会場の音楽を担当するDJもお坊さん、ステージを彩るVJもお坊さん。彼らのコンセプトは共通していて、仏さまを演出することに力を注ぎます。それは、大きなロウソクで光の演出をしたり、きらびやかな装飾によって仏さまの素晴らしさを伝えようとした先人の智慧と同じく、現代のやり方を模索しています。仏教では磁石の喩えというのがあって、仏という力に吸い寄せられて、そのままではただの鉄が、仏に触れることによって磁力を持ち、その磁力を持った鉄に、また次の鉄が繋がっていく。お寺座は、たくさんの力が繋がり合った結晶です。お寺が「みんなのお寺」であるように、お寺座も、すでにたくさんの人の「お寺座」となりました。富山の片隅の山寺で、小さな小さな火が灯り、それが全国各地に飛び火していく様は、とてもワクワクします。お寺座に参加してくださった皆さん、応援してくださった皆さん。またお寺でお会いしましょう!

※当日はゆっくり見ている余裕がないためライブレポが要約だけになっていることをご了承くださいませ。

原田郁子

1975年 福岡生まれ。1995年「クラムボン」を結成。歌と鍵盤を担当。独自のスタンスで精力的に音楽活動をつづける。バンド活動と並行して、さまざまなミュージシャンとレコーディングやライブで共演。ソロ活動も行なう。2004年、ソロアルバム『ピアノ』、2008年、『気配と余韻』、『ケモノと魔法』、『銀河』を発表。2010年5月、吉祥寺に多目的スペース「キチム」をオープンさせ、飲食とともにライブやイベントを行なう場所をつくる(オーナーは妹で写真家の原田奈々)。今年はクラムボンで約50本におよぶ全国ツアーを開催中。11月3日には初のアリーナ、東京・両国国技館での公演が決定している。

denpun

富山市在住トラックメイカー。地元音材をふんだんにサンプリング、コラージュしたサウンドで独自の世界観を表現する。2008年ファースト7inchシングル「the message is」、2010年ファーストアルバム「final fantasy」を発表。

ステッカー


1:直径8cm / 2:直径8cm / 3:直径4cm
各2枚ずつの計6枚セット¥300(送料別)で販売しています。購入希望の方はお名前と住所をご記入の上、コンタクトよりご連絡ください。
※2と3のデザインは小濱真吾さん、動物のイラストは金子祥子さんが手掛けてくださいました。

2011 Clubism


北陸のエンタテインメントマガジン「クラビズム」に掲載されました。
いくつかのイベントが取り上げられる中、トップバッターに載せていただき光栄です。