王舟

上海出身、日本育ちのシンガーソングライター。
2010年、自主制作CDR「賛成」「Thailand」を鳥獣虫魚からリリース。2014年、1stアルバム「Wang」、7インチシングル「Ward/虹」をfelicityからリリース。2015年、1stアルバムのアナログ盤「Wang LP」、12インチシングル「ディスコブラジル」をfelicityからリリース。2016年、2ndアルバム「PICTURE」をfelicityからリリース。バンド編成やソロでのライブも行なっている。

公式サイト:http://ohshu-info.net

加藤りま

90年代後半、ストロオズのひとりとしてデビューしたシンガー・ソングライター。ストロオズ解散後は音楽活動から遠ざかっていたが2009年よりソロ活動を開始。ASUNAが主宰するカセット・レーベル、WFTTapesから2本のテープをリリースし、2012年には待望のミニ・アルバム『Harmless』をASUNA主宰のao to aoより、2015年にflauからフル・アルバム『faintly lit』をリリースして、そのシンプルでささやか、ひそやかな世界観をコンスタントに届けてくれている。耳を澄まさなければ消えてしまう彼女の音楽は、同時に耳を澄ませばいつでも聴こえる普遍性を湛えている。実兄とのプロジェクト、Family Basik (ファミリー・ベーシック)でも活動している。

URL flauアーティストページ
http://www.flau.jp/artists/rimakato.html

お寺座LIVE vol.9 感謝御礼

お寺座LIVEからだいぶ時間が過ぎましたが、改めまして、参加者の皆さま、応援してくださった皆さま、誠にありがとうございました。スタッフ一同、心より感謝申し上げます。県内外より250名ほどのお客さまにお越しいただき、出演者や出店者を合わせた関係者は60数名、総勢300名以上の参加者により大盛況のうちに終えることができました。

LIVEでは、雅楽の演奏のもとお客さまに本堂へ入堂していただき、まずはお寺の空気を味わってもらいながら、はじめに、Schroeder-Headzさんの煌びやかで美しい音色が本堂を包み込みました。ふだんはトリオで演奏されていますが、ソロはよりピアノの音色ひとつに身を委ねられて、空気が澄んでいくような気持ちになりました。休憩を挟んだ後、住職法話ではSchroeder-Headzさんの影響で集中力が増しているのか、熱心に耳を傾けてくれる様子が印象的でした。次の後藤正文さんは、トーク多めのギター弾き語りを披露してくださり、音楽はもちろん人としての魅力にも惹きつけられて、会場に一体感が生まれました。

もう一度休憩を挟み、ラストはINO hidefumiさん、読経隊と続きます。2回目の出演となるINOさんは、ホームでの演奏かと思えるほどの安定感でとてもカッコ良かったです。歌入りの曲をたくさん聞かせてもらい、ラストは「泣かないで恋人よ/THE BLUE HEARTS」をINOさん流にアレンジしたカバー曲。「諦めきれぬことがあるなら 諦めきれぬと 諦める」が何度も繰り返されて、禅語のように聞こえてきました。気になって調べてみるとこのフレーズは都々逸(江戸末期に流行した俗曲の一つ)の「諦めましたよ どう諦めた 諦められぬとあきらめた」がルーツのようです。仏教でも「諦める」は「あきらかにみる」という意味で、悟りの言葉として使われています。図らずも、後藤さんがふれていた「音楽は誰のもの?」という話や「執着」の話とリンクして面白いです。

三者三様、LIVEならではの魅力が存分に発揮されていて、素晴らしい演奏・パフォーマンスでした。それぞれの余韻を残しながら、締めの読経で終演しました。とても贅沢で心豊かな会になったことを嬉しく思っています。

演出面では、お寺座では定番となっているVJ E-rangeの描き出す映像に、今回はライティングのSOLAさんが加わり、さらにバージョンアップされました。時間と共に変化していく照明は、本堂だけではなく境内の銀杏もライトアップされ、会場全体を彩っていました。また、今回力を入れた境内では、厳選された6つの出店の他、お坊さんDJ、宇奈月温泉の足湯やつべつべ姉妹の登場もあり、とても賑やかな雰囲気となりました。たくさんの力が集結したお寺座LIVE。どうぞ、その一端を写真でご覧ください。

お寺座LIVE vol.9
■日時:2015年6月13日(土)開演17:00(受付開始15:30)
■場所:白雪山善巧寺
■料金:¥3,500(高校生以下¥1,000、未就学児無料)
■出演:
-Schroeder-Headz
-後藤正文
-INO hidefumi
■サポーター:
-雅楽隊:西塔公崇、雲林重正、西原龍哉
-読経隊:日下賢裕、公文名到、雪山俊隆
-DJ:賞雅淳也
-VJ:E-range / Lighting:SOLA
-PA:sound ETHNOS
-フライヤーデザイン:小濱真吾 / 絵:長谷川三千絵
-撮影:shunsuke ikeo、sayaka kouriki、shingo yoshizumi
■出店:
-くろべ工房、FAMS deli、くじら堂、niginigi、RUKIND COFFEE、かっぱ堂
■提供:
足湯セット:コミュニティーサポート黒部
宇奈月温泉のお湯:黒部観光開発株式会社
宇奈月温泉タオル:宇奈月温泉旅館協同組合
つべつべ姉妹:かたかご会
■協力:
駐車場(浦山交流センター、浦山保育所、黒部市宇奈月町中央公民館、中さん、松島さん、河村さん)、善巧寺総代長有馬文義さん、スタジオホット、倉井家具工房、ナカアートオフィス、山内電機工事、ご近所の皆様
■主催:お寺座実行委員会

Schroeder-Headz

数多くの著名ミュージシャンのサポート・キーボーディストとして活躍する、渡辺シュンスケによるポスト・ジャズ・プロジェクト。ピアノ、ベース、ドラムスによるアコースティック・トリオ・サウンドとプログラミングを融合させ、美しいメロディと有機的なグルーヴが印象的なピアノ・トリオの未来形とも言えるサウンドを紡ぎ出す。その名前の由来はアメリカのアニメ”PEANUTS”(日本名:スヌーピー)に登場するトイ・ピアノを弾くシュローダー君に依り、クラシック、ジャズ、ダンス・ミュージック、エレクトロなどに影響を受けたリリカルな男子の脳内イメージを表現している。また、同アニメの音楽を担当したビンス・ガラルディ・トリオへのリスペクトの意味も込められている。2010 年デビューアルバム『NEWDAYS』を発表。“遊べる本屋“VILLAGE VANGUARD を中心にロングラン・ヒットを記録する。2011 年のカヴァー・ミニアルバム『ピアノ・ア・ラ・カルト・フィーチャリング・シュローダーヘッズ』を発表。そのアートワークでは本家シュローダー君と夢のコラボレーションを実現。また同アルバムに収録された DE DE MOUSE の大ヒット曲 「baby?s star jam」のカヴァーでは、DE DE MOUSE の特徴的なオリジナル・ヴォーカル・トラックを使用しエレクトロと生演奏が見事に融合したトラックとして高い評価を得た。2012 年には「静岡~頂~2012」、「Sunset Live 2012 」、「MINAMI WHEEL」、「TIMM (Tokyo International Music Market)」などのイベントにも参加・2013 年には「GREENROOM FESTIVAL13」、「福岡・中洲ジャズ 2013」のイベントに参加する一方、シンガーの土岐麻子とともに、「土岐麻子 meets Schroeder-Headz」として「SAPPORO CITY JAZZ Ezo Groove 2013」、「12th 境港妖怪ジャズフェスティバル 2013」、「定禅寺ストリートジャズフェスティバル in 仙台」、「高崎音楽祭 2013 ~TMF JAZZ 4DAYS~」、「Jazz JAPAN presents 女子ジャズ LIVE AID 2013 等全国各地のジャズフェスティバルやイベントにも勢力的に出演する。2013 年 12 月には REMIX プロジェクト・ミニアルバム『Sleepin’ Bird』を発表し、マルチトラックの配信リリースも話題となる。

http://schroeder-headz.com

後藤正文

ASIAN KUNG-FU GENERATIONのボーカル&ギターであり、楽曲の全ての作詞とほとんどの作曲を手がける。これまでにキューンミュージック(ソニー)から7枚のオリジナル・アルバムを発表。2010年にはレーベル「only in dreams」を発足し、webサイトも同時に開設。また、新しい時代やこれからの社会など私たちの未来を考える新聞「THE FUTURE TIMES」を編集長として発行するなど、 音楽はもちろんブログやTwitterでの社会とコミットした言動でも注目され、後藤のTwitterフォロワー数は現在268,000人を超える。2015年5月27日には2年8ヶ月ぶりとなるASIAN KUNG-FU GENERATIONニューアルバム「Wonder Future」を発売。

http://www.asiankung-fu.com

INO hidefumi

宮崎県延岡市生まれ。期待の大型新人!(身長)として2004年に7インチシングル『Billie Jean』でデビュー。同年に“1レーベル・1アーティスト”をコンセプトにした音楽レーベルinnocent recordを設立。2006年には1stアルバム”SATISFACTION”を発表し、国内外で年間ベストに選出されるなどゼロ年代を象徴する作品としてロングセールスを記録。藤原ヒロシとのユニットや小泉今日子のアルバムに参加してきたほか、近年はTOWA TEIが主宰するMACHレーベルからの音源リリース、鈴木茂とのユニットなど活動の枠を広げている。自身の代名詞でもあるフェンダーローズ・エレクトリックピアノで奏でられるメロディーと共に、骨太のビート、うねるベースライン、初期の電子楽器を用いて構成されるヴィンテージサウンドは遊び心溢れる音世界とセンチメンタリズムの色彩をまとい、幅広い層の心を揺らしながら浸透中。

http://www.innocentrecord.net

お寺座LIVE vol.8 レポート

お寺座LIVE vol.8、無事に終演しました。
ご来院の皆様、応援してくだった皆様、ありがとうございました!

今回のお寺座は、過去と比較するとはやい時節に開催しました。準備段階では、夜に冷え込むことを予想して、ストーブやひざかけ毛布を用意していましたが、むしろ扇風機が必要なほど、晴天にも恵まれ汗ばむ気温となりました。LIVE入れ替え時間のDJタイムでは、通気のため本堂の扉をすべて開けてリフレッシュ。気持ちのいい風が流れていました。

LIVEでは、三者三様の魅力を発揮していただき素晴らしい演奏、パフォーマンスでした。明るい時間帯の宮内優里さん、夕暮れ時の高木正勝さん、夜の山川冬樹さん。図らずも、時間帯と音楽がしっくりと溶け合い、カエルの鳴き声や風の音までが総合演出されているような空間となりました。

アナウンスの足りない箇所など不備な点がいくつかありましたが、お客様にも支えられて、素晴らしい1日となりました。参加者の皆様、心より感謝申し上げます。

■日時:2014年5月31日(土)開演17:00(受付開始16:00)
■場所:白雪山善巧寺
■料金:¥3,000(高校生以下¥1,000、未就学児無料)
■出演:
-高木正勝
-山川冬樹
-宮内優里
-DJ Wataru Takano
-Welcome DJ 賞雅淳也
-読経隊 西塔公崇、日下賢裕、雲林重正、五藤広海、賞雅淳也
■サポーター:
-VJ:E-range、杏、力石友弥、北畠大(機材協力)
-PA:sound ETHNOS
-フライヤー:アートディレクション&デザイン:小濱真吾 / イラスト:山傘子 / 刺繍:金子祥子
-撮影:柳原写真事務所FLAT、shingo yoshizumi、yusuke wada
-電気管理:山内電気工事
■FOOD:
-くろべ工房、ファムズデリ、ナチュラルスイーツぽんぽん
■協力:
駐車場提供(黒部市宇奈月町公民館、中さん、浦山保育所、オラハウス)、調律師武田さん、サウンドマックス、ナカアートオフィス、倉井家具工房、ご近所の皆様
■主催:お寺座実行委員会

高木正勝

映像作家/音楽家1979年生まれ、京都府出身。世界を旅しながら撮影した動く絵画のような映像、長く親しんでいるピアノを用いた音楽、両方を手掛ける作家。美術館での展覧会や国内外でのCDやDVDリリース、世界各地でのコンサートなど、分野に限定されない多様な活動を展開している。オリジナル作品だけでなく、デヴィッド・シルヴィアンのワールドツアーへの参加、UAやYUKIのミュージック・ビデオや、コンテンポラリーダンス舞台音楽、芸術人類学研究所、理化学研究所、Audi、KDDIとの共同制作、「おおかみこどもの雨と雪」(監督: 細田守)やスタジオジブリを描いた「夢と狂気の王国」の映画音楽、CM音楽など、コラボレーション作品も多数。2009年のNewsweek日本版で、「世界が尊敬する日本人100人」の1人に選ばれるなど、世界的な注目を集める。

http://www.takagimasakatsu.com

山川冬樹

ホーメイ歌手/美術家。南シベリアの伝統歌唱「ホーメイ」の第一人者として活動しながら、身体をテクノロジーによって拡張する先鋭的なパフォーマンスで、ヴェネツィア・ビエンナーレ、フジロック・フェスティバル、ノイズ/即興音楽シーンなど、ジャンルや国境を超え、これまでに15カ国でパフォーマンスを行う。また美術家としても活動し、作品は東京都現代美術館に収蔵されている。2011年より自ら口にする「パ」という音節を、一人のアートコレクターに100万円で売却するパフォーマンス『「パ」日誌メント』を開始。以降、一切「パ」と発音することなく暮らしている。

http://fuyuki.org

宮内優里

音楽家。1983年、和太鼓奏者の父とジャズシンガーの母のもとに生まれる。これまでに5作品のアルバムをRallye Labelよりリリース。アルバムには高橋幸宏、原田知世、小山田圭吾、星野源等をはじめ、国内外問わず様々なアーティストとのコラボレーション作品を収録。ライブではギターと打楽器を中心に様々な楽器の音をその場でサンプリング/ループし、たった一人で演奏し楽曲を生み出す”音の実験室”ともいうべき空間を表現する。2013年にはFUJI ROCK FESTIVAL’13にも出演。自身の活動以外にもTYTYT (高橋幸宏+宮内優里+高野寛+権藤知彦)としての活動、国内外のアーティストのプロデュース、リミックス、映画・ドラマ・CMへの楽曲提供など、活動の幅を広げている。

http://www.miyauchiyuri.com

vol.7 ALBUM

photo by SPRAY(池尾俊輔、高力さやか)

■出演:
-toe
-青葉市子
-LUVRAW & BTB
-DJ Wataru Takano
■日時:2012年11月17日(土)開演17:00(受付開始16:00)
■場所:白雪山善巧寺
■料金:¥3,000(高校生以下¥1,000、未就学児無料)
■サポーター:
-読経隊(西塔公崇、日下賢裕、雲林重正、麻田弘潤、兼廣はるか、五藤広海)
-VJ:E-range、VJサポート:杏、機材協力:北畠大
-PA:RHYTHMBOXER、太田智紀
-フライヤー:小濱真吾(イラスト:金子祥子
-撮影:SPRAY(池尾俊輔、高力さやか)
-小道具:倉井家具工房
■FOOD:
-くろべ工房
■協力
駐車場提供:浦山公民館、浦山保育所/機材提供:富山大学軽音楽部、国際会館セレネ/電気警備:山内電気工事/米提供:有馬文義さん/煮物提供:浦山新仏教婦人会/打上げ料理:ファムズデリ
■主催:お寺座実行委員会

vol.7 参加者の声

「お寺座LIVE vol.7」おかげさまで大盛況のうちに幕を閉じました。
先にツイッターよりお客さんや出演者、スタッフ等のお寺座関連のコメントを掲載します。
どうぞ雰囲気を感じてください。後日、ライブ写真を公開します。