新作の親鸞聖人像が展示された展覧会「愚禿」の紹介動画です。
こちらの聖人像は、造形作家の清河北斗氏によって制作されました。親鸞聖人の肖像画は厳しい表情が印象的ですが、こちらの聖人像はとても微細な表情が表現されており、ほどよい緊張感の中にそこはかとなく優しさを感じます。
制作者の清河北斗氏は、東京の造形会社に10年つとめた後、2009年に富山県でスタジオホットを設立。象のバイクにまたがった金剛力士像が独立後のデビュー作となり、パリのジャパンエキスポに出展した馬人など、迫力のある大型の作品が目を惹きます。親鸞聖人像に至っては、これまでの経験を活かしつつ奇をてらったことは避け、歎異抄の言葉などに触れ、ど真ん中から親鸞聖人と向き合い制作されています。ここまできめ細やかな表情をした聖人像は他に知りません。
清河北斗 hokuto kiyokawa
1974年富山県生まれ。 東京芸術専門学校卒。2009年STUDIO/HOT設立。 2011年パリジャパンエキスポ出展、2015年個展「仮様」下山芸術の森発電所美術館、2017年「舞台の上の美術館Ⅱ 巨無と虚無」AUBADE HALL富山、2023年清河北斗展「SCULP FICTION」@btf東京など。
https://studio-hot777.com