長崎県五島市の浄土真宗本願寺派寺院「善教寺」には、複数の色が塗装された珍しい聖人像がある。銅像の場合、青銅色か茶系の一色が通常で、石像の場合も着色されている例はあまり聞いたことがなく、こちらはコンクリート素材が使用されている。住職にお伺いすると、ご門徒さんが制作によって昭和40年代に建立。劣化は免れないため、これまでに何度も補修を行っているとのこと。

photo by 岡本法治さん
善教寺
住所:長崎県五島市上大津町210−1
宗派:浄土真宗本願寺派
着色の例は、親鸞聖人の生涯のエピソードを群像で表現したテーマパーク「五色園」(愛知)がよく知られており、ここでも素材はすべてコンクリートが使用されている。岐阜の蓮正寺、熊本県の明泉寺、香川県の源勝寺は、Googleマップで確認のため、素材は不明だがいずれも着色されている。





