愚禿-OTERA THE EXHIBITION-

鎌倉時代、自らを「愚禿(ぐとく)」と
名乗る僧がいた。親鸞という。

愚禿の「愚」は愚か者の自覚、
「禿」は頭を剃るでもなく
伸ばすでもなく
中途半端な姿をあらわす。
それは、へりくだって
自虐しているのではなく、
佛と対峙することによって
写し出される自らの姿であった。

その親鸞像の制作に作家の
清河北斗が挑む。
彼もまた、作品に向き合い
手掛けることによって、
内省を深めていくのであろう。

愚禿 gutoku
-OTERA THE EXHIBITION 4th-
期間:2024.4/27(土)~5/12(日)
時間:13:00~17:00(火曜定休)
会場:白雪山善巧寺
入場料:500円(高校生以下無料)
企画・問合せ:白雪山善巧寺

清河北斗作品展
HOKUTO KIYOKAWA ART WORKS
清河北斗| 1974年富山県生まれ。 東京芸術専門学校卒。2009年STUDIO/HOT設立。 2011年パリジャパンエキスポ出展、2015年個展「仮様」下山芸術の森発電所美術館、2017年「舞台の上の美術館Ⅱ 巨無と虚無」AUBADE HALL富山、2023年清河北斗展「SCULP FICTION」@btf東京など。

OTERA THE EXHIBITION(オテラ・ザ・エキシビジョン)
善巧寺の蔵や客間を展示スペースとしたアート企画です。お寺の伽藍は古来より作家や職人と共に歩んできた道のりがあり、その流れを汲んで、現代作家による展覧会を行っています。出展作家には、仏教をテーマにした作品を一点依頼し、その作品を中心に会場全体がアートスペースに生まれ変わります。お寺を舞台にした現代作家の新たな息吹をお楽しみください。

民藝に宿る南無阿弥陀仏 OTETRA THE EXHIBITION

民藝と仏教の深い関わりをテーマにした展示会を開催します。
生活に寄り添う日用品にも美の本質が宿ることを発見した思想家・柳宗悦。彼が提唱した「民藝運動」には、ここ富山の地、そして浄土真宗の教えが深く関わっています。美は遠い存在ではなく、私たちの身の回りにあり心を豊かに育みます。仏教もまた私たちの生活を離れて存在するものではありません。お寺の空間の中で、仏具や仏画と民藝品や現代作家の作品を境目なく展示する企画をとおして、そのつながりを体感いただけたらと思います。

民藝に宿る南無阿弥陀仏 OTETRA THE EXHIBITION 3rd
■会期:2021年5月15日(土)~30日(日)
■時間:13:00~17:00(火曜定休、16日と22日は関連イベント参加者のみ)
■会場:白雪山善巧寺(黒部市宇奈月町浦山497)
■主催:白雪山善巧寺
■協力:大福寺、(一社)富山県西部観光社 水と匠、となみ民藝協会、D&DEPARTMENT TOYAMA
■入場無料
■出品:
大福寺…国内外の民藝品
水と匠ストア…芹沢銈介(型染絵)、金京徳(陶芸)、神谷麻穂(陶芸)、小路口力恵(ガラス)、作道遼子(ガラス)、アロマセレクト(精油、アロマスプレー)、松井機業(絹マスク)、ほか
D&DEPARTMENT TOYAMA:民藝関連の書籍など

<注意事項>
・会場内ではマスクの着用をお願いします。
・入場時には検温、手指の消毒をお願いします。体調のすぐれない方はご遠慮下さい。
・飲食の持ち込みは禁止です。

~関連イベント~
特別対談 太田浩史 ✕ 林口砂里
■日時:5月16日(日)10:00~12:30
■参加費:3,000円(昼食付)
■登壇:太田浩史(大福寺住職、日本民藝協会常任理事)、林口砂里(エピファニーワークス、水と匠)
■昼食:mebunryo-kichen

【太田浩史】
1955年富山県生まれ。真宗大谷派大福寺住職・日本民藝協会常任理事・となみ民藝協会会長。大谷大学文学部卒。2007年から日本民藝協会常任理事を務める。「土徳」をモットーに、地域の風土やお講を大切にした教化の必要性をうったえる。
【林口砂里】
富山県高岡市出身。東京外国語大学中国語学科卒業。東京デザインセンター、P3 art and
environment等での勤務を経て、2005年に(有)エピファニーワークスを立ち上げる。国立天文台とクリエイターのコラボレーション・プロジェクト『ALMA
MUSIC BOX』や、僧侶、芸術家、科学者など多様な分野の講師を招く現代版寺子屋『スクール・ナーランダ』など、幅広い分野をつなげるプロジェクトの企画/プロデュースを手掛けている。2012年より拠点を富山県高岡市に移し、伝統工芸と先端技術が出合う『工芸ハッカソン』のプロデュース、2019年には、富山県西部地区の地域資源を活かして活性化を図る観光地域づくり法人「富山県西部観光社 水と匠」のプロデューサーに就任。

<注意事項>
・会場内ではマスクの着用をお願いします。
・入場時には検温、手指の消毒をお願いします。体調のすぐれない方はご遠慮下さい。
・プログラム中、定期的に換気を実施します。
・座席は間隔を空けて配置します。限定人数のため定員に達し次第締め切ります。
・昼食はテーブルにアクリル板を置き、間隔をあけて行います。

>> お申込みフォームはこちら

【中止】静かな演奏会 うつくしきひかり
■日時:5月22日(土)
■出演:うつくしきひかり
【うつくしきひかり】
中川理沙(ザ・なつやすみバンド)とMC.sirafu(片想い、ザ・なつやすみバンド)によるピアノとスティールパンによるデュオ。その波形の織りなす強烈なアンサンブルは、歌ものでありながらも全く新しいアンビエントの形として、東京アンダーグラウンドシーンにてにわかに注目を集めている。2012年3月に待望のファーストアルバムをコンペアノーツより発表。そして、2014年6月、デザイナー惣田紗希との連名作品、「うつくしきひかりと惣田紗希/木漏れ日のうた」(7インチレコード+本)を同じくコンペアノーツよりリリース。

OTERA THE EXHIBITION 2nd「釈迦十大弟子とジャータカ物語」

仏教テーマをモチーフに、現代の作家が作品を制作発表するアート企画「OTERA THE EXHIBITION」を開催します。出展作家は、国内外で活躍中の版画家・玉分昭光、九谷焼の色絵技法をベースに独自の絵柄を描いた色絵磁器を手掛ける梅田かん子、七宝焼きの特殊技法「ガラス胎有線七宝」で制作する藤井友梨香の3名です。

4月17日には、期間中のスペシャルライブとして、タブラ奏者ユザーンとサントゥール奏者新井孝弘による「北インド古典音楽ライブ」を開催!話題沸騰中のスパイスカレー店「スズキーマ」のカレーセットを用意しました。仏教の開祖、お釈迦さまの誕生月間に、本堂でインド音楽を聴きながらカレーを食べて、インドな夜はいかがですか?


-OTERA THE EXHIBITION 2nd-
釈迦十大弟子とジャータカ物語
会期:2019年4月6日(土)~28日(日)※火定休、4/24休
時間:13:00~17:00
会場:白雪山善巧寺
出展作家:玉分昭光(版画家)、梅田かん子(色絵磁器作家)、藤井友梨香(ガラス作家)
入場料:500円(高校生以下無料)
※入場券は何回でもリピート可能です。
※期間中はお寺カフェ、土日はランチ提供があります。ブックコーナーを用意しておくので、お寺カフェとしてもご利用ください。

スペシャルライブ「北インド古典音楽ライブ」
4月17日(水)18:00open 19:00start
出演:新井孝弘、ユザーン
入場料:3,000円(カレーセット券4,000円)
カレー出店:スズキーマ
お申込み:3月1日(金)より申込みフォームor電話予約にて

花まつりマルシェ
4月28日(日)10:00~15:00/入場無料
お釈迦さまの誕生日をご縁に、本堂では子供の誕生を祝う初参式、七五三(申込み必須)を行い、チューリップに彩られた境内では10数店舗のお店で賑わう善巧寺の名物イベントです。小さなお子様がおられる方は、初参式や七五三、親子リトミックへぜひご参加ください!
詳細はこちら→http://www.zengyou.net/?p=3461

新井孝弘&U-zhaan

新井孝弘
1979年生まれ。ドラマーとしての活動を経たのち、 05年より宮下節雄氏にサントゥールを師事。07年よりインドに渡り、世界最高のサントゥール奏者Pt.Shivkumar Sharma氏に師事。09年にインド国内で公式にデビューし、 コンサート活動を開始。16年にはVasantrao Deshpande Sangeet Samaroh(Nagpur)、Vishnu Digambar Jayanti(Delhi)、Sawai Gandharva Bhimsen Mahotsav(Pune) など、非常に長い歴史を持つ、インド国内有数のインド古典音楽祭に出演。他にもムンバイ・ボパール・チェンナイなどインド各地で多数の公演を行い、12年にはインドの著名な声楽家Pt.JasrajよりCross Cultural Understanding Awardを授与された。14年、Tina Turnerらによるアルバム「Love Within」に参加。現在もムンバイに在住している。


U-zhaan(ユザーン)
オニンド・チャタルジー、ザキール・フセインの両氏からインドの打楽器「タブラ」を師事。00年よりASA-CHANG&巡礼に加入し、『花』『影の無いヒト』など4枚のアルバムを発表。10年に同ユニットを脱退後、U-zhaan × rei harakamiとして「川越ランデヴー」「ミスターモーニングナイト」等をリリース。14年には坂本龍一、Cornelius、ハナレグミ等をゲストに迎えたソロ名義のアルバム『Tabla Rock Mountain』をリリースした。16年には映画『マンガをはみ出した男 赤塚不二夫』の音楽をU-zhaan + Shuta Hasunumaで担当し、ボーカルにタモリをフィーチャリングした主題歌が話題となる。17年に蓮沼執太との共作アルバム『2 Tone』、18年にはフルカワミキ÷ユザーンとして『KOUTA LP』をリリース。
http://u-zhaan.com

出展作家 藤井友梨香

藤井 友梨香(ふじい ゆりか)
ガラス作家、七宝焼きの特殊技法「ガラス胎有線七宝」で制作。1986年、山口県生まれ神奈川県育ち。女子美術大学ガラスコースを卒業後、彩グラススタジオ、富山ガラス工房に勤務。その後、アメリカやカナダの作家のもとで勉強。2015年、富山市ガラス美術館に作品4点を収蔵。毎年個展、グループ展に多数出品。現在、神奈川県の自宅にて制作をしている。
公式サイト http://yurikafujii.com
Instagram https://www.instagram.com/yurika_fujii/

過去の作品


出展作家 梅田かん子

梅田 かん子(うめだ かんこ)
色絵磁器作家。1979年、高岡市生まれ。金城短期大学美術科を卒業後、九谷焼作家・松本佐一氏に師事。その後石川県立九谷焼技術研修所を経て、地元・高岡に工房を築く。2009年「めし碗グランプリ磁器部門」最優秀賞をはじめ、「工芸都市高岡クラフト展」や「朝日現代クラフト展」などでも数々の賞を受賞。
公式サイト https://kankoumeda.jimdo.com
Instagram https://www.instagram.com/kanko_umeda/

過去の作品

出展作家 玉分昭光

玉分 昭光(たまわけ あきみつ)
版画家。1975年岐阜県生まれ、富山県入善町在住。2000年富山大学大学院美術教育専修を修了後タイ、ブラジル、日本などで教壇に立ちながら制作発表をしてきた。2012年「garden―そこにあるものと関わること―」下山芸術の森発電所美術館、2015年第6回山本鼎版画大賞展優秀賞、2017年「果てしない絵物語―玉分昭光版画展―」金沢湯涌創作の森にて個展開催、2018年「CONTACT交換する物語の部屋」黒部市美術館、そして、「第18回台湾国際版画ビエンナーレ展」優秀賞受賞を機に世界各地から展覧会依頼があるなど国内外で活躍している。

過去の作品