10回目のお寺座LIVEが無事終了しました。
出演者は、第1回目出演の曽我部恵一さん、第2回目出演の二階堂和美さん、そして、今、この人の音楽をお寺で聴きたいミュージシャンとして、トクマルシューゴさん、うつくしきひかりさん、王舟さん、加藤りまさんをお招きして、素晴らしい演奏をしていただきました。
会場には、昨年に引き続き宇奈月温泉の足湯コーナーが設置され、出店は自家製パン、おにぎり、にゅうめん、ご飯ものに至るまでの充実ぶり。スタッフは公式出店に力を注ぎ、宇奈月地ビールや各種ドリンク、黒部名水ポークフランクフルトなどを販売しました。今回は特に県外からのお客さんが多かったので(およそ半数)、せっかく富山に来てもらっているので地元のものも是非受け取って欲しいというスタッフの願いがカタチになりました。隣接する会館は、1Fはブックカフェ、2Fはキッズコーナーに。長時間のイベントなので、それぞれのペースでゆっくり楽しんでもらうための休憩所として開放しました。
前半3組は屋外ステージ、後半3組は本堂ステージ。間に縁側より雅楽と住職トークを挟みました。屋外のフリーな雰囲気から一転、本堂では凛とした雰囲気の中で座布団に座り楽しんでもらいました。照明班は、VJのE-rangeさんとSOLAさんのコンビ。仏さまを美しく飾りつける「荘厳(しょうごん)」をテーマに、素晴らしい演出を手掛けてくれました。
ラストの読経では、本願寺派の僧侶でもある二階堂和美さんと、ピアニストの黒瀬みどりさんにも参加していただき、重誓偈(じゅうせいげ)と三奉請(さんぶじょう)に、フリージャズのごとく即興で美しい音色と歌声を重ねてもらいました。僧侶、音楽、照明、本堂が一体となった読経は、10回目に相応しい集大成になったと思います。
お寺座LIVEは、先代が永六輔さんと企画した「野休み落語会」に習ってスポンサーをつけずに独立採算で運営しています。そのため毎回運営は大変ですが、より個々の情熱が反映しやすくマンパワーの集合体となっています。スタッフは、児童劇団「雪ん子劇団」のOBや住職の友達が中心となってスタートしましたが、それぞれに環境が変化していく中、10年を経て、今では元お客さんのスタッフが半数ほどになりました。お寺座がお寺座自体を支えてくれるようになったことは、まさに10年の成果のひとつです。
「来年はどうするの?」とよく聞かれますが、いつも目の前の回だけに集中しているので、今後の展望を語れるほどのものは持ち合わせていません。とりあえずしばらくは余韻に浸らせてください。これからも、「やろう!」と言ってくれる仲間たちと、「今出来ること」を考えて楽しんでいこうと思っています。
ご参加くださった皆さま、応援してくださった皆さま、ありがとうございました!
善巧寺住職 雪山俊隆
お寺座LIVEスタッフ一同
お寺座LIVE vol.10
■日時:2016年6月11日(土)open 14:30
■場所:白雪山善巧寺
■料金:共通チケット¥4,000/屋外チケット¥2,500
■出演:
-二階堂和美
-トクマルシューゴ
-曽我部恵一
-うつくしきひかり
-王舟
-加藤りま
■サポーター:
-雅楽隊:西塔公崇、雲林重正、西原龍哉
-読経隊:日下賢裕、五藤広海、瀧本圭、雪山俊隆
-VJ:E-range / Lighting:SOLA
-PA:sound ETHNOS
-選曲:木下瑞輝、所村悠平
-フライヤーデザイン:小濱真吾 / 絵:金子祥子
-撮影:池尾俊輔、高力さやか、高田笑里
-電気管理:山内電機工事
■出店:
-niginigi、FAMs deli、HERE WE ARE! 45 CAFE、古本ブックエンド、石引パブリック、kappa堂
■協力:
足湯セット:コミュニティーサポート黒部
宇奈月温泉のお湯:黒部観光開発株式会社
ミラーボール一式:北野貴紘
竹あかり:西塔公崇、瀧本圭
LEDライト:称名寺
誘導用カラーコーン:KUスポーツクラブwill
駐車場:浦山交流センター、うらやま保育園、黒部市宇奈月町中央公民館、中博信さん
広報協力:TJ、タクト、みらーれTV、ナタリー、富山経済新聞、フェスティバルライフ、彼岸寺、寺社Now、CINRA.net、黒部宇奈月温泉観光局
フリーペーパー:THE FUTURE TIMES
黒部市ノベルティグッズ:黒部市役所商工観光課
ご近所の皆様
■企画・運営・主催:お寺座LIVE実行委員会