OTERA THE EXHIBITION(オテラ・ザ・エキシビジョン)は、善巧寺の蔵や客間を展示スペースとしたアート企画です。お寺の伽藍は古来より作家や職人と共に歩んできた道のりがあり、その流れを汲んで、現代作家による展覧会を行っています。出展作家には、仏教をテーマにした作品を一点依頼し、その作品を中心に会場全体がアートスペースに生まれ変わります。お寺を舞台にした現代作家の新たな息吹をお楽しみください。
愚禿(2024)
民藝に宿る南無阿弥陀仏(2021)
釈迦十大弟子とジャータカ物語(2019)
共命鳥清河、迦陵頻伽平井(2016)
愚禿 gutoku/清河北斗作(2024)
摩訶迦葉(まかかしょう)
お釈迦さま亡き後、教団の指導的立場となる。衣食住にとらわれずひたすらに修行したことから「頭陀(ずだ)第一」と呼ばれる。お釈迦様からもらった袈裟を何度も貼り継ぎし、生涯大切にしたという。
舎利弗(しゃりほつ)
弟子入り前は目連と共に別のグループに属していたが、お釈迦さまに感銘を受けてグループ全員を引き連れて弟子入りする。ずば抜けた才能を持ち「智慧第一」と呼ばれる。多数の経典で釈迦の聞き手として名前が登場する。
阿難(あなん)
お釈迦さまの侍者として、20年あまりお仕えすることで説法を特にたくさん聞いたことから「多聞第一」と呼ばれる。お釈迦様の涅槃に入る際、ひとり隠れて泣いたという。
富楼那(ふるな)
お釈迦さまの最初の弟子のひとり。弟子入りの前には大商人として、海洋貿易に従事していた。話し上手で多言語も習得していたので「説法第一」と呼ばれた。古里に帰り仏教を広めたという。
迦旃延(かせんねん)
子どもの頃から記憶力と理解力が高かったが、どうしても理解できないことをお釈迦さまに聞き弟子入りした。その聡明さから「論議第一」と呼ばれる。地方での伝道強化に大きな功績をはたした。
優波離(うぱり)
出家前はカーストで身分が低く剃髪師だった。阿難ら6人の荷物持ちとして同行し、授戒を受ける際に自身も出家する決意をした。優波離が先になるよう勧められ授戒し、後に他6人から先輩として尊敬された。修行者の生活規律「戒律」に精通しよく守ったため、「持律第一」と呼ばれる。
目連(もくれん)
超人的な能力を持っていたことから「神通第一」と呼ばれ、お釈迦さまの護衛役をしていた。そのため、お釈迦さまのグループに恨みを持った人たちに殺害されてしまう。お盆の起源となる「盂蘭盆経」の登場人物としても知られる。
羅喉羅(らごら)
お釈迦さまの実子。障害という意味の名前である。舎利弗、目連が師匠となる。実子であるが故にまわりから特別な目で見られるため、自らを律し厳しい戒律を厳守した。「密行第一」と呼ばれる。
須菩提(しゅぼだい)
空の思想をよく理解していたため「解空第一」と呼ばれる。また、元々は短気な性格であったが、出家後は争う心を持たない温和な性格に生まれ変わったため「無諍第一」とも呼ばれる。
阿那律(あなりつ)
十大弟子の阿難と同じくお釈迦さまの従兄弟にあたり、阿難とともに出家した。自ら厳しい修行を課し視力を失うが、それによって真理を見る力を得て「天眼第一」と呼ばれる。
チューダ・パンタカ
弟子の中で最ももの覚えが悪く、半ばで教団を去ろうとした時にお釈迦さまから掃除を勧められる。それから毎日掃除をする日々を送り、いつしか内面の問題に気付き悟りを得た。
釈迦十大弟子+チューダパンタカ/玉分昭光作(2019)
七宝(ジャータカ物語より)/藤井友梨香作(2019)
うずらとあみ/梅田かん子作(2019)
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加陵頻伽(かりょうびんが)
平井千香子作(2016)
迦陵頻伽/平井千香子作(2016)
共命鳥/清河恵美作(2016)
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釈迦十大弟子とジャータカ物語
デザイン:小濱真吾(2019)
釈迦十大弟子とジャータカ物語
デザイン:小濱真吾(2019)
OTERA THE EXHIBITION 1st.
制作:羽田純
フライヤーデザイン
愚禿 gutoku/小濱真吾作(2024)
民藝に宿る南無阿弥陀仏/小濱真吾作(2021)
釈迦十大弟子とジャータカ物語/小濱真吾作(2019)
共命鳥清河、迦陵頻伽平井/羽田純作(2016)
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