2019夏の総括

7月の「永代祠堂会」にはじまり、8月の「こども盆おどり」と「お盆まいり」、お寺さん仲間とはこども会で「謎解き寺」、富山別院では納涼祭の「縁日」など、夏の行事が一通り終わりました。


永代祠堂会(えいたいしどうえ)
善巧寺の門徒さんの故人をご縁につとまる総法要で、「門徒さんの門徒さんによる門徒さんのための」法要です。総代さんと婦人会の方を中心に清掃奉仕、準備日、当日の対応をしてくださっています。参拝者は毎年の顔ぶれが多く、70~80代の方が中心にお参りくださっています。お参りくださる方は、年に一度の恒例でもありお参りするべき行事になっていますが、残念ながら次の代のお参りが少なく、「あなたのための法要」という趣旨が伝わっておらず悩んでいます。今年は寺報に合わせて案内用紙を送ったのですがあまり効果が見られなかったので、来年は個別の案内として送る予定です。

こども盆おどり
先代の時代から復活した行事で、「こども」に焦点を当てて40年以上続いています。盆踊りのルーツがお寺であることに加えて、子供に楽しんでもらうことを特長にしています。花まつりと同様、運営母体となるグループがないのが悩みですが、これまでのご縁を頼りにギリギリがんばっています。元々は、先代の飲み仲間を中心にした「夢を語る会」が主催をしていました。そこに劇団のOBがスタッフに参加するようになり、いつしか劇団OBが中心になっていきました。それも進学、就職、結婚などの環境によって毎年変化していくので、固定的な母体にはならず、最近では、親子参加者を中心に個々にご縁のある方を頼りにしています。運営グループがないため、準備は一ヵ月ほど前から少しずつ進めていき、数日前のちょうちんつりと、当日のお店の協力、後片付けをお願いしています。いずれにしても、「こどもの笑顔」という目的がハッキリしているので、そのために出来る限りのことをやっていきたいと思っています。

お盆まいり
地域柄もあり善巧寺には元々なかった行事でした。数十年前に総代の方から声があがり毎年16日に行うようになりましたが、当初は総代の方が集まってお盆まいりに引き続き、お寺の営繕関係の話し合いが行われる場となっていました。一般参拝を呼び掛けるものの、なかなか定着には至らず、最近では、1年の間に葬儀のあったご家庭に対して初盆のご案内をするようになりました。対象を絞ったためダイレクトに声が伝わりやすく、またお盆中ということもあってご家族で参拝される方も数組おられるので、小規模な法要のスタイルができつつあります。


ほっこり法座
8/1は大阪より若林唯人先生にお越しいただきました。半月前の永代祠堂会では若林眞人先生というたまたまの親子でご縁をいただきました。今回で23回目となりこれまでの参加者は130名を超えました。今も初参加の方が来られるのはとてもありがたいです。9月はお休みなので次回は10月1日です。


ラジオ体操
昨年から夏休み期間のラジオ体操は善巧寺で行われています。親のプール監視もしかりで、親と参画型の子供行事はゆるやかに縮小化傾向にあります。第一義は「子供のため」のはずですが、それぞれの考え方の上に責任問題やお金の問題など、大人の事情で変化していくのは悩ましいところです。

キッズサンガ
黒部市と魚津市の浄土真宗本願寺派グループ「黒西組(こくせいそ)」では、毎年お寺を順番に回り子供会(キッズサンガ)を開催しています。今年は、善巧寺から車で5分ほどにある若栗「真照寺」で開催されました。今回のメインコンテンツは「謎解き」。真照寺住職の本願寺で働いていた経験が活かされて、スタッフに声をかけさせる仕組みや個々に楽しめるゲーム性など、大盛り上がりの行事でした。

縁日
富山別院で納涼祭的な行事「縁日」が行われました。音響担当で声をかけていただき、岩瀬の慶集寺住職とご一緒に音楽を流してきました。こちらは寺族仏教青年会主催で、県内のお坊さんたちが切り盛りしています。これまであまり関わっていないので恐縮ではありましたが、よいご縁をいただきました。