ニュース」カテゴリーアーカイブ

親鸞聖人像をたずねて──愚禿像の誕生と、その広がり

2022 親鸞聖人像マップ

2022年11月より、全国に設置された屋外の親鸞聖人像を記録・共有する「親鸞聖人像マップ」の制作を始めました。Googleマップ上での情報収集を中心に、各地の像の姿や背景を調べるなかで、浄土真宗が地域に根づくさまざまなかたちと出会うこととなりました。

中でも、山口県荘厳寺では、彫刻家でもある前住職が自ら親鸞聖人像を手掛けておられ、その経緯や背景を直接うかがうことができました。その際、1体の像を善巧寺へ寄贈してくださるというありがたいお申し出をいただき、マップ制作にも積極的に関わってくれていた息子とふたりで、山口県まで車で往復1790㎞を走ったことが心に残っています。

2023 各種メディアに掲載

この取り組みは、2023年9月には登録像数2,000体を超え、2024年9月には3,000体に達しました。その過程で、「北日本新聞」をはじめ、フリーペーパー『浄土真宗 唯』、仏教誌『茉莉花』、『築地本願寺新報』、『月刊住職』、『中外日報』などに紹介されました。

2024 フォトコンテスト

その後も、親鸞聖人像をめぐる新たな取り組みが続いています。2024年9月には卓上カレンダーを制作。さらに、同年11月から2025年1月にかけて開催したフォトコンテストでは、高岡銅器の企業や仏具店のご協賛をいただき、豪華な審査員方を迎え、初の試みながら579点もの写真が全国から寄せられました。それぞれの像を見つめる新鮮なまなざしに多くの気づきをもらう機会となりました。

2024 展覧会「愚禿」

2023年と2024年は、親鸞聖人のご生誕850年、そして浄土真宗の開宗800年という節目の年――メモリアルイヤーでもありました。

そのような時期にあたる2024年春、善巧寺で開催した展覧会「オテラ・ザ・エキシビジョン」(4月27日〜5月12日)では、美術作家・清河北斗氏による新たな親鸞聖人像「愚禿(ぐとく)」が誕生しました。この像は親鸞聖人像マップとは別の企画として生まれたものですが、全国の像を調べていた住職と、同時期に親鸞聖人への関心を深めていた清河北斗氏とのご縁が重なり、制作へとつながりました。会期中には1,200名を超える来場者が訪れ、多くの関心が寄せられました。

2025 NHK教育「こころの時代」に愚禿像の映像が採用

NHK教育「こころの時代~宗教・人生~」の山折哲雄さんを特集する番組において、愚禿像の映像を使用したいという連絡もサプライズな出来事でした。取材はワンシーンのために東京よりプロデューサーを含む3名がお越しになり、お蔵での撮影が行われました。番組では、親鸞聖人の愚禿述懐和讃の朗読と重ねて放送されるとても印象的なシーンに使用していただき、ありがたいご縁でした。

2025 愚禿像の販売

愚禿像の原型は油粘土で制作されているため、長期の展示には適しておらず、FRP(樹脂)による複製像の制作に至りました。完成した複製は、原型と遜色のない仕上がりとなったことから、希望される寺院等に向けての限定販売を行っています(2025年4月1日より販売開始)。

2025 カフェ愚禿

さらに同年4月3日には、この像をシンボルとして据えた寺カフェ「愚禿 – gutoku –」をオープンしました。日常の中で、そっと親鸞聖人のまなざしに出会える場所となっています。

今後はここを起点に、新たなご縁が育まれていくことを楽しみにしています。

花まつりマルシェ2025アルバム

4月20日(日)、善巧寺にて「花まつりマルシェ」を開催いたしました。
当日は雨の予報もありましたが、幸い開催時間中は天候に恵まれ、暑すぎず寒すぎず、過ごしやすい気候の中での開催となりました。

本堂では、初参式と七五三のお祝いの儀礼を執り行い、11名の受式者をお迎えしました。ご家族とともに仏前でのご縁を結び、温かなひとときとなりました。

境内と会館には、飲食・物販あわせて9店舗が出店。初参加の「謳うてっぱん」さん(お好み焼き)、「サエキコーヒー」さん、「紅屋」さん(委託販売)を含め、多彩なラインナップで賑わいました。

恒例の「お花シャワー」や「チュリ山を探せ」ゲームも多くのお子さまに楽しんでいただき、会館2階のプレイルームも終日活用されるなど、境内に子どもたちの笑顔が広がる一日となりました。

ご来場いただいた皆さま、ご協力くださった出店者の皆さま、誠にありがとうございました。

カフェ愚禿 -gutoku- オープンのお知らせ☕

2025年4月3日(木)13:00より、善巧寺では「カフェ愚禿(ぐとく)」を開設する運びとなりました。このカフェは、1990(平成2)年に建立された会館を活用し、どなたでも気軽にお立ち寄りいただける憩いの場として開かれます。

店名の「愚禿(ぐとく)」は、親鸞聖人が自らを「愚禿」と称されたことに由来し、昨年開催した展覧会と同名を使用しています。その際のメイン作品であった親鸞聖人像が、入口で皆さまをお迎えいたします。

ここでは、読書・写経を楽しむなど、静かな時間を過ごしたいお一人さまから、親子でのんびりしたい方、旅行の合間にひと息つきたい方まで、どなたでも歓迎です。本堂は自由に参拝いただけますので、お茶の前後にお参りいただくことも可能です。

2階 プレイルーム

オープン・時間

📅 木~土曜日
13:00~17:00
※お寺の行事と重なる場合は臨時休業となるため、事前にCafe愚禿のインスタグラムをご確認ください。
🔗 https://www.instagram.com/cafegutoku/
🚗駐車は、善巧寺の敷地内に入りカフェ愚禿の前にお停め下さい。

メニュー

ドリンク
◆愚禿ブレンドコーヒー(黒部・SAEKI COFFEE)
 (ブラジル、ブルンジ)[HOT/ICE]
 →やわらかなコクと、ほんのり果実を思わせる後味◆愚禿ブレンドティ(朝日・HYGGE)[HOT]
 (あさひ紅茶、魚津りんご、シナモン)
 → すっきりとした紅茶に、ほんのり甘いりんごとシナモンの香り
◆愚禿ブレンドハーブティ(朝日・HYGGE)[HOT]
 (リンデン、ホーリーバジル、エルダー、マロウブルー、ローズH)
 → ふんわり優しい花の香りと、リラックスできるハーブの組み合わせ
◆甘茶[HOT]
 →釈迦誕生の伝説にちなんだ、自然な甘さのお茶
◆青森県産りんごジュース[ICE]
◆ミルク[ICE]

おやつ

◆昔ながらのドーナツ
 →黒部市三日市の老舗店「紅屋」のドーナツ(アイス付)
◆おすそわけお菓子(月替り)
 →お寺への頂き物をシェアするささやかな循環
◆[土曜限定]愚禿ぜんざい
 →お供えのお餅を焼いてぜんざいと一緒にどうぞ

カジュアル写経 syakyo
-お茶を飲みながら、愚禿の心に触れるひととき-

◆お試しコース(約3分)愚禿悲歎述懐和讃1種 無料
◆ミドルコース(約25分)和讃8種
◆ロングコース(約50分)和讃16種
◆ストロングコース(約3時間)正信念仏偈

グッズ

◆天井画写真集
◆ご朱印ポストカード
◆書籍数種
◆錫の紐
◆合掌動物人形
◆腕輪念珠など

4月限定プレゼント

・愚禿ケハ(蓮の花びらを模した仏具)
・親鸞像卓上カレンダー

本棚

・親鸞聖人関連の書籍
・仏教関連の書籍、マンガ
・アート関連の書籍
・富山県に関する書籍
・絵本コーナー

フリー
・お水
・WiFi
・本堂参拝

Cafe愚禿は、2021(令和3)年4月1日に食品衛生法に基づく営業許可を取得し、保健所の検査を経て営業しています。店内に許可証を掲示しておりますので、どうぞ安心してゆったりとした時間をお過ごしください☕
その他、善巧寺の見どころは案内図をご参照ください。皆さまのご来院を心よりお待ちしております。

花まつりマルシェ 2025

2025年の「花まつりマルシェ」は4月20日(日)に開催します✨
お釈迦さまの誕生をご縁に、境内いっぱいに飾り付けられたチューリップの中で、魅力的なお店が並びます。本堂では、赤ちゃんの誕生を祝う「初参式(しょさんしき)」と子供の成長を祝う「七五三」が行われます。どなたもご参加心りお待ちしております。

花まつりの流れ

前日19日(土)
9:00~ 花かざり
当日20日(日)
10:00 初参式、七五三
10:40 マルシェスタート
14:00 お花シャワー、終了予定

マルシェ出店紹介(10:40~14:00)

※現在決定している出店者をご紹介します✨ 今後、追加や変更の可能性もありますのでお楽しみに!

ノムノム
富山と韓国の食材を活かした本格韓国料理店。キンパやヤンニョムチキンなどを提供予定です。
>> Instagram

Ume Kitchen
ドッグパン屋。ソーセージやベーコン、いちごやあんこまで、いろんなメニューがあります。
>> Instagram

リーフ
黒部のキッチンカー。アイスクリーム、クリームソーダ、 コーヒーゼリー、 ポテト&チキンなど。
>> Instagram

謳うてっぱん
県産の無農薬自然栽培された米粉で作る身体に優しいお好み焼き。じっくり時間をかけてふわとろに焼き上げます。
>> Instagram

源七
郷土料理”芋かいもち”を現代の暮らしに合わせて再編集。新感覚の「もちもなか専門店」
>> Instagram

ミユク
名水の里、黒部の地場産フルーツや地粉など使用して作った体に心に優しいケーキやお菓子を作っています
>> Instagram

サエキコーヒー
冬のスポーツの代名詞、スキーをバックボーンに持つ店主が始めた自家焙煎コーヒーのお店。
>> Instagram

紅屋(委託販売)
黒部市三日市の老舗ドーナツ屋さん。赤あん、白あん、りんぐの3種類をセットで販売します。
>> Instagram

gleetec
照明雑貨やフラワーベース、器etc.インテリアが楽しくなるアイテムをセレクト。
>> Instagram

プレイルーム(会館2F)

ラクガキコーナー、バーチャルお花シャワー、各種カードゲームなど、自由にご利用ください。

チューリップシャワー(14:00)

初参式(しょさんしき)

~赤ちゃんの誕生を仏前に祝う儀礼~
新たな命の誕生をよろこび、初めて仏さまにごあいさつをさせていただく大切な儀礼です。一生の記念にどうぞご参加ください。
時間:10:00(受付9:30)
対象:生後100日~2才頃まで
※お申し込みは終了しました。

七五三

~こどもの成長を仏前に祝う儀礼~
新たな命の誕生をよろこび、初めて仏さまにごあいさつをさせていただく大切な儀礼です。一生の記念にどうぞご参加ください。
時間:10:00(受付9:30)
対象:3才、5才、7才
※お申し込みは終了しました。

【注意事項】
・駐車は「うらやま交流センター」へお停め下さい。

親鸞聖人像-愚禿-

昨年春に開催した「オテラ・ザ・エキシビジョン」に出展された「愚禿-kutoku-」(清河北斗 作)は、油粘土で制作されていました。しかし、経年劣化の懸念から、FRP(樹脂)による複製を作成することとなりました。

原型から一部の細部が削ぎ落される可能性も想定していましたが、繊細な造形を忠実に再現 した複製が完成。そこで、型の耐久が持つ限りの限定数で販売する運びとなりました。

本堂はもちろん、客間の床の間や洋室にも自然に溶け込む、令和の親鸞聖人像だと自負しております。ご関心のある方は、こちらのページをご覧ください。

こころの時代

NHK教育「こころの時代」の宗教学者・山折哲雄さんの特集「こう生きた どう生きる 山折哲雄 現在を問う」が放送されました。冒頭、山折さんが影響を受けた言葉として「親鸞ノート/服部之総著」から「呪われたる宗門の子」という一節を紹介されていました。現実と宗教的理想の狭間で揺れ動く心は、山折さんに深く響き、それは親鸞聖人の生き様もあらわしています。

>> 番組のダイジェスト版

番組の後半、善巧寺蔵の親鸞聖人像(清河北斗作)を使っていただきました。親鸞聖人の和讃「愚禿悲嘆述懐(ぐとくひたんじゅっかい)」と重ねて放送されています。せっかくのご縁ですので、ここにその和讃の原文と現代語訳を紹介します。

正像末和讃・愚禿悲歎述懐

浄土真宗に帰すれども
真実の心はありがたし
虚仮不実(こけふじつ)のわが身にて
清浄の心もさらになし

浄土の真実の教えに帰依しているけれども、このわたしがまことの心をもつことなどあり得ない。嘘いつわりばかりのわが身であり、清らかな心などあるはずもない。

外儀(げぎ)のすがたはひとごとに
賢善精進(けんぜんしょうじん)現ぜしむ
貪瞋邪偽(とんじんじゃぎ)おほきゆゑ
奸詐(かんさ)ももはし身にみてり

みなそれぞれ賢く善い行いに励んでいるかのように振る舞っているが、内心は貪りや怒り、いつわりばかりであり、その身には人を欺こうとする思いが満ちている。

悪性(あくしょう)さらにやめがたし
こころは蛇蝎(じゃかつ)のごとくなり
修善(しゅぜん)も雑毒(ぞうどく)なるゆゑに
虚仮(こけ)の行とぞなづけたる

悪い本性を抑えることなどできるはずもない。その心はまるで蛇やサソリのようであり、たとえ善い行いをしても、煩悩の毒がまじっている。だから、その行いはいつわりの行と呼ばれている。

無慚無愧(むざんむぎ)のこの身にて
まことのこころはなけれども
弥陀の回向(えこう)の御名(みな)なれば
功徳は十方(じっぽう)にみちたまふ

罪を恥じる心がないこの身には、まことの心などないけれども、阿弥陀仏があらゆるものに回向してくださる名号(みょうごう)であるから、その功徳はすべての世界に満ちわたっている。

小慈小悲(しょうじしょうひ)もなき身にて
有情利益(うじょうりやく)はおもふまじ
如来の願船いまさずは
苦海をいかでかわたるべき

わずかばかりの慈悲さえもたないこの身であり、あらゆるものを救うことなど思えるはずもない。阿弥陀仏の本願の船がなかったなら、苦しみに満ちた迷いの海をどうして渡ることができるであろう。

蛇蝎奸詐(じゃかつかんさ)のこころにて
自力修善(じりきしゅぜん)はかなふまじ
如来の回向をたのまでは
無慚無愧(むざんむぎ)にてはてぞせん

蛇やサソリのように毒のあるよこしまな心では、自力で善い行いを修めることなどできるはずもない。阿弥陀仏の回向を信じることがないなら、罪を恥じることもないまま命を終えてしまうであろう。

五濁増(ごじょくぞう)のしるしには
この世の道俗ことごとく
外儀(げぎ)は仏教のすがたにて
内心外道を帰敬せり

さまざまな濁りに満ちた時代の中で、この世の出家のものも在家のものもみな、仏教を信じるものであるかのように振る舞いながら、内にはそれ以外の教えを敬い信じている。

かなしきかなや道俗の
良時(りょうじ)・吉日(きちにち)えらばしめ
天神・地祇(じぎ)をあがめつつ
卜占祭祀(ぼくせんさいし)つとめとす

何と悲しいことであろう。出家のものも在家のものも、日の良し悪しを選び、天地の神々を崇めながら、占いや祈祷を日々のつとめとしている。

僧ぞ法師のその御名は
たふときこととききしかど
提婆五邪(だいばごじゃ)の法ににて
いやしきものになづけたり

僧や法師という呼び名は尊いものと聞いていたけれども、提婆達多(だいばだった)が示した五つのよこしまな教えと同じように、人々からさげすまれるものを僧や法師と呼ぶようになっている。

外道・梵士(ぼんじ)・尼乾志(にけんし)に
こころはかはらぬものとして
如来の法衣をつねにきて
一切鬼神をあがむめり

仏教以外のさまざまな教えを信じるものと同じ心をもって、釈尊と同じ袈裟を身にまといながら、あらゆる鬼神を崇めているようである。

かなしきかなやこのごろの
和国の道俗みなともに
仏教の威儀をもととして
天地の鬼神を尊敬す

何と悲しいことであろう。近頃の日本の出家のものや在家のものは、みな仏教を信じるものであるかのように振る舞いながら、天地の鬼神を尊び敬っている。

五濁邪悪(ごじょくじゃあく)のしるしには
僧ぞ法師といふ御名を
奴婢(ぬひ)・僕使(ぼくし)になづけてぞ
いやしきものとさだめたる

さまざまな濁りと悪に満ちた時代には、僧や法師という呼び名を召使いの名とし、さげすまれるものであるかのように決めつけている。

無戒名字(むかいみょうじ)の比丘(びく)なれど
末法濁世(まっぽうじょくせ)の世となりて
舎利弗(しゃりほつ)・目連(もくれん)にひとしくて
供養恭敬をすすめしむ

戒律をたもつことのできない名ばかりの僧であっても、さまざまな濁りに満ちた末法の世においては、舎利弗や目連と同じように、あつく敬い供養することを勧められている。

罪業(ざいごう)もとよりかたちなし
妄想顛倒(もうそうてんどう)のなせるなり

心性もとよりきよけれど
この世はまことのひとぞなき

罪とはもとよりかたちのあるものではなく、誤ったものの見方からつくられるのである。心の本性とはもとより清らかなものであるが、この世にまことの心をもっている人などいない。

末法悪世(まっぽうあくせ)のかなしみは
南都北嶺(なんとほくれい)の仏法者の
輿(こし)かく僧達力者法師
高位をもてなす名としたり

末法という悪に満ちた世では、何とも悲しいことに、奈良や比叡山の僧たちが、輿をかつぐなどの力仕事をするものを僧や法師などと呼び、徳のあるものであるかのように扱っている。

仏法あなづるしるしには
比丘(びく)・比丘尼(びくに)を奴婢(ぬひ)として
法師・僧徒のたふとさも
僕従(ぼくじゅう)ものの名としたり

仏の教えを軽んじ侮ることにより、出家のものを見下し、徳のある法師や僧という呼び名を軽んじて、召使いの名としている。

以上十六首、これは愚禿がかなしみなげきにして述懐としたり。
この世の本寺本山のいみじき僧とまうすも法師とまうすもうきことなり。

以上、十六首 これは愚禿の悲歎の思いを述懐したものである。今の世で本寺・本山におられる高位の僧といっても、法師といっても、嘆かわしいばかりである。


NHK教育Ch(Eテレ)こころの時代〜宗教・人生〜
「こう生きた どう生きる 山折哲雄 現在を問う」
再放送 3月1日(土) 13:00〜14:00
※NHKプラスでもご覧になれます。
https://plus.nhk.jp/watch/st/e1_2025022312911

夏の行事

こども盆おどり

善巧寺の夏のメイン行事は「こども盆おどり」です。
この行事は、昭和52年から始まった行事で、当時の壮年会(夢を語る会)が定例会中に、長老がその昔寺の境内で盆踊りをしていた話を聞き、復活したのが始まりです。村の盆踊りは毎年行われているため、善巧寺では子供に焦点を当てて、子供たちが踊る「こども盆おどり」として打ち出しました。

盆踊りの案内は住職親子で浦山全軒をポスティングし、うらやま保育園にも児童たちに配布してもらいました。盆踊りの準備で特に人手が必要なのはちょうちん吊りです。本堂内のちょうちんは先に用意しておき、メインの境内ちょうちんは力を貸してくれると言ってくれた高校生たちの予定に合わせて2日前に行いました。

小学生もたくさん参加してくれて、ちょうちん吊りのあとはバーベキューを楽しみました。

当日は18:30より本堂でのおつとめから始まります。

おつとめの後はお寺クイズで仏さまの話に触れてもらい、そのまま本堂の中で1回踊りの練習をしました。2回目は外へ出て本番です。

縁日は、ボール投げ、輪投げ、ヨーヨー、やきそば、ポップコーン、わたがし、カキ氷、ドリンクコーナーの8店でした。

8時頃に2回目の踊りがはじまりました。

今年も中高生たちが協力してくれて、遠方からの助っ人も加わり大いに盛り上げてくれました。お祭りごとは準備期間を合わせて1ヵ月ほどの大きな労力がかかりますが、参加者の笑顔でその疲れを吹き飛ばしてくれます。

お盆参り、納骨壇追悼法要

8月16日はお盆参りです。今年1年に葬儀のあったご家庭の初盆と、納骨壇へお入りの方の追悼法要を行いました。

お寺で怪談 by 黒西組

昨年から黒部市と魚津市の浄土真宗本願寺派の寺院グループ「黒西組(こくせいそ)」で夏のイベントを開催しています。今年は荻生の称名寺で「お寺で怪談」を開催しました。称名寺は広い駐車場、広い境内、冷暖房完備の本堂など県内でも屈指の環境が整ったお寺です。今年は特に暑かったので本堂の冷房はお客さんにとってとても快適だったと思います。複数の寺院が協力して行われる行事はスタッフも充実していて、今年はご婦人方や中高生までがスタッフで参加しました。このイベントで特に驚かされたのは、お寺、怪談、夏というのがよほど相性がよいのか、開催日の10日前にはチケットが完売する人気ぶりです。当日は近くの保育園から縁日に遊びに来る親子も多数おられ、総勢200名を超える人で賑わいました。

展覧会「愚禿」大盛況に終了

4月27日から5月12日までの展覧会「愚禿(ぐとく)」が無事に終了しました。2回定休日を入れて計14日間、休日は100名以上、平日でも50名前後の参加者があり、計1200名以上の方がお越しになりました。ゴールデンウィークを挟んだため、親子での参加も多くあり、たまたまご法事のあたった参拝者にも漏れなくご案内させていただきました。駐車は善巧寺向かいの土地をお借りして臨時駐車場として対応しましたが、ピーク時には満車になり、これ以上になると他に駐車場を借りて誘導スタッフが必要になるため、現在の体制ではこれが限界値です。

境内には大型作品が立ち並び、本堂の受付から展示会場へ。清河北斗さんの15年分の代表作が客間、裏庭、はなれ、お蔵に展示されました。今回の依頼作「愚禿-親鸞聖人像-」は1番奥のお蔵に安置し、空気が一変する空間で親鸞聖人とご対面。多くの感嘆の声が聞かれました。その一端をご覧ください。

愚禿アルバム

紹介動画

SNSの反応

見応えのある作品群を前にスマートフォンやカメラで撮影する方も多くあり、SNSにたくさんの写真が上がっていました。SNSの投稿はこちらからは声の届けられない人に声が届いたり、背中を押してくれる可能性があるため、とてもありがたいです。フェイスブック、インスタグラム、X(旧Twitter)などの投稿をこちらにまとめました。

インスタグラム、Xなど
後半にフェイスブックの投稿をまとめてあります

撮影ポイント

SNSの投稿で特に多かったのは、今回メインの親鸞聖人像(2024)をはじめ、大型作品の象駆輪金剛力士座像(2009)、展示室①の水着のお姉さん(2017)でした。今回の展示ではサブ的な立ち位置であった裏庭のカメや道案内のネコが多く撮られていることも興味深いです。また、展示作品に限らず、大イチョウや内陣天井画など、さまざまな場面をご覧いただきました。

オテラ・ザ・エキシビジョン「愚禿」はじまる

4月27日よりオテラ・ザ・エキシビジョン「愚禿」が始まりました。3連休は初日から多くの方で賑わい、ピーク時には駐車場が間に合わないほどでした。初日の夜には、清河北斗さんと善巧寺住職による対談を行い、5月1日のほっこり法座では、親鸞聖人像が納められたお蔵で制作過程やその想いをお話いただきました。

4/27 レセプション

会場について

善巧寺の境内と休憩所(会館)は自由観覧になっています。早めにご到着の方は休憩所をご利用ください。飲食の持ち込みも可能です。

展示室

本堂に入り受付をしていただき、展示室①(空華殿)、展示室②(甘露室)、渡り廊下を通って、展示室③(はなれ)に続きます。

親鸞聖人像(展示室④)

最後は今回の依頼作品「親鸞聖人像」が鎮座する「お蔵」にお入りいただきます。親鸞聖人と対峙するため、扉の開閉を促す注意書きを記しています。

撮影:柳原写真事務所

SNSまとめ

こちらにTwitterとInstagramの投稿をまとめました。

以下、Facebookの投稿です。他に友達までの公開(シェア不可)でたくさんの投稿が見られます。こちらからは届かない人たちに情報が回っているのでとてもありがたいです。

愚禿 gutoku
-OTERA THE EXHIBITION 4th-
清河北斗作品展 HOKUTO KIYOKAWA ART WORKS
期間:2024.4/27(土)~5/12(日)
時間:13:00~17:00(火曜定休)
会場:白雪山善巧寺
入場料:500円(高校生以下無料)

花まつりマルシェ2024アルバム

4月21日、花まつりマルシェを開催しました。雨が危ぶまれましたが、なんとか曇り空で持ちこたえてくれてました。初参式と七五三1組ずつの受式者を迎え、仏前でお祝いの儀礼を行いました。

マルシェは境内と会館に11店舗。今回は照明店のgleetecさんをはじめ半分ほどが初参加のお店となりました。フリーライブは昨年に続き「状況劇団パッチ」さん。小雨の可能性を避けて本堂の中で行いました。縁側にも飛び出してくれて、アグレッシブで自由なパフォーマンスを披露してくれました。また、今回は来週からの展覧会に合わせて、清河北斗さんの作品「一卵性双生馬人」が縁側に登場。多くの方が写真を撮っていました。