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ごねんきさま

富山では「ごねんきさま」という盛大な法事があります。本堂にあるお寺の仏具を自宅へ総動員(喚鐘や礼盤など)して、親戚一同をはじめご近所の人々も参拝し、そのために家を修復する方もおられるほどの一世一代の法事です。20年ほど前に大きな「ごねんきさま」を体験した時には、村中の人が集まり、若い衆が女装をして玄関先で餅をつくという光景を目にしました。いち家庭の法事が、村祭りのごとく行われていることに度肝を抜かれました。

近年、その伝統的行事はほとんどなくなりつつありますが、なんとかしてその伝統を受け継ぎたく、善巧寺ではご希望の方にお寺でつとめる盛大な法事を提案しています。

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最近50回忌の法事が2軒つとまりました。
1軒は自宅で、もう1軒はお寺の本堂で行われました。本堂においては、「ごねんきさま」を踏襲したスタイルで内陣を練り歩く行道(ぎょうどう)を取り入れ、仏前でケハをまいてもらい、参拝者全員に参加してもらいました。法事の終わりに当主が挨拶で言葉を詰まらせている姿を見て、こちらも心が熱くなりました。

言うまでもなく、盛大だから良いというものではありませんが、その心意気は大切にしていきたいです。

【4/24】花まつりマルシェ

「花まつり」はおシャカさまの誕生を祝うおまつりです。
30年以上続く善巧寺の花まつりでは、重ねて赤ちゃんの誕生を祝う「初参式(しょさんしき)」を行います。今年はさらに拡大して、たくさんの飲食店が参加し、チラシのイラストを担当してくれたでこりん先生がワークショップを開いてくれます。ぜひお誘いあわせの上ご参加ください!

日時:4月24日(日)10:00~15:00
会場:善巧寺
出店:くじら堂(ベーグル)、おやつ堂のあ(クッキーなど)、HOLO家(スイーツ)、越中芋騒動(やきいも)、朱孔蘭(フード)、Souvenir Malloon(バルーン)
他、うどん、ドリンク、わたがし、こんにゃく、おだんごなど
入場:無料

【事前イベント】
花かざりワークショップ
~みんなで花まつりをつくろう!~
日時:4月23日(土)8:00~12:00

【受式者募集】
初参式(しょさんしき)
日時:4月24日(日)10:00(受付9:30)
対象:生後100日~5才頃まで
参加費:3,000円
締切り:4月17日

【参加募集】
でこりんお絵描きワークショップ
~ごきげんめがねをつくろう~
時間:①13:00~14:00 ②14:00~15:00
対象:5才~小学生まで
参加費:500円
定員:各10名ずつ

※お申込みはお申込みフォームよりどうぞ。

タイムスケジュール
4月23日(土)
8:00 花かざり
4月24日(日)
9:30 初参式受付
10:00 初参式
10:40 受式者記念撮影、マーケットスタート
12:00 「お寺座LIVE vol.10」先行発売
13:00 展覧会「オテラ・ザ・エキシビジョン」スタート
13:00 お絵かきワークショップ
14:00 お絵かきワークショップ
15:00 撮影「お花でバンザーイ!」、おかたづけ

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OTERA THE EXHIBITION 1st

善巧寺より新しい美術企画をはじめます。
古来よりお寺と美術は親和性が高く、共に発展してきた歴史があります。この企画では、経典類にある物語や教えと作家の創造性を掛け合わせ、現代の仏教美術を提案します。

第1回目となる今回は、極楽浄土に登場する鳥「共命鳥(ぐみょうちょう)」と「迦陵頻伽(かりょうびんが)」をモチーフに、善巧寺の天井画を手掛けた清河恵美さんと、日本画をベースに独自の世界観を描き出す平井千香子さんへ制作依頼をしました。

展示会場は、ふだんは客僧の控室として使用する奥座敷や、2011年に修復したお蔵を展示室として一般公開します。
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和の空間に現代の作家の作品を展示することによって、新しい息吹をもたらすことでしょう。お寺にとっても、ふだん人を通さない場所へ多くの人に入っていただくことによって、お寺の在り方を見直していく機縁にしたいと思っています。

尚、この企画は毎回経典からひとつキーワードを抜き出して、作家に独自の解釈で作品を制作してもらい、シリーズ化を考えています。

善巧寺OTERA THE EXHIBITION 1st
共命鳥清河、迦陵頻伽平井
会期:4月8日(金)~5月8日(日)13:00~17:00
※土日は会館でカフェオープン(12:00~15:00)
会場:白雪山善巧寺(黒部市宇奈月町浦山497)
出展作家:清河恵美、平井千香子
休み:月曜
入場料:500円(高校生以下無料)
※法物蔵、奥座敷の入館料含む

作品モチーフについて
「仏説阿弥陀経」に説かれる極楽浄土に登場する六鳥のうち、現世には実在しない「共命鳥」と「迦陵頻伽」を制作依頼。

共命鳥(ぐみょうちょう)
身体は一つ、頭は二つに分かれている鳥。ふたつの命がひとつに溶け合う世界観を鳥の姿であらわしている。また、「仏本行集経」には、一頭をカルダ、もう一頭をウバカルダと名付け、カルダに憎悪を持ったウバカルダが、毒を飲み共に死んでいく物語が説かれている。

迦陵頻伽(かりょうびんが)
上半身が人、下半身が鳥の姿をしている。殻の中にいる時から鳴き出すとされ、その声はとても美しく、仏の声を形容するのに用いられる。日本では美しい芸者や花魁(おいらん)、美声の芸妓を指してこの名で呼ぶこともあった。善巧寺では本堂の欄間両サイドに描かれている。

作家紹介
清河 恵美(きよかわ えみ)
1948年生まれ、富山県黒部市在住。武蔵野美術大日本画家卒業。1986年、日本海美術展大賞受賞。県内外で個展を開催。現在は富山大芸術文化部非常勤講師、黒部市では絵画教室をひらく。

平井 千香子(ひらい ちかこ)
1972年生まれ、富山県上市町在住。東京モード学園在学中に、ファッションクリエーター新人賞、国際コンクール日本代表、2005年より上市町を拠点に絵画による制作活動を開始。第一回越中アートフェスタ優秀賞受賞、他多数。

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フライヤー制作:羽田純

会期中はカフェオープン
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会期中の土日は、隣接する会館をカフェ化して限定数ランチメニューも用意します。
確実にお昼をとりたい方はご予約お願いします。
>> 善巧寺カフェ・ランチご予約

時間:12:00~15:00
4月9日(土)カレーの日
4月10日(日)ファムズデリ出店
4月16日(土)精進ランチ
4月17日(日)ファムズデリ出店
4月24日(日)花まつりマルシェ
4月29日(金)ファムズデリ出店
4月30日(土)カレーの日
5月1日(日)精進ランチ
5月7日(土)カレーの日
5月8日(日)カレーの日

その他のイベント
天井画観覧期間(会期中)、花まつり(会期中4/24)、お寺座LIVE vol.10(6/11)
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正信偈に学ぶ/天岸浄圓師

行信講座「正信偈を学ぶ」第3回目が4月11日に行われます。昨年からスタートし、50人ほどの方たちが共に浄土真宗の教えを深く学ぶ場として順調な滑り出しをしました。どなたも参加可能ですので、仏教の真髄に触れてみたい方はどうぞご参加ください。主催は、宗門校「行信教校」のOBからなる専精会富山支部です。

日時:4月11日(月)13:30~16:30
講師:天岸浄圓師(行信教校講師)
会費:2,000円(僧侶5,000円)
主催:専精会富山支部

富山別院大法要の関連イベント

富山市総曲輪の真ん中にある富山別院が親鸞聖人750回大遠忌をつとめるにあたり、別院開創130周年、本堂再建50周年を重ねて三法要が行われます。

その関連イベントとして、「ともに唄おう 平和といのち」をテーマに前日6月3日、森山良子さんを迎えて前夜祭のコンサートが開催されます。また、県内の各ブロック13ヶ寺で連動イベントが開催されることになりました。

黒部・魚津地区(黒西組)は、黒部市荻生の称名寺で行われます。出演は、富山県内で活躍するバンド「楽屋姫」、お坊さんの影絵グループ「ともしえ」、富山のお坊さんバンド「ジ・アザーズ」です。唱歌や昭和歌謡などをみんなで歌います。善巧寺からも総代さんや婦人会の方たちと参加予定ですので、興味のある方は声を掛けてください。
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開催に寄せて/実行委員長 細川淳栄
戦後70年を迎えましたが世界は今も戦争状態にある地域が絶えません。戦争の火種は全世界に蔓延し、長く平和を保ってきた日本も巻き込まれる危険性にさらされています。しかし多くの人々は他人事のように、一部の政治家が右往左往するのを眺めています。かつて安保問題やベトナム戦争を機に「非戦・平和」をメッセージとする曲がさかんに歌われ、傍観者だった大衆に熱を与えました。歌はバラバラだった人々の気持ちをつなぎ、大きなエネルギーとなったのでした。今、世界もこの国も再び剣呑な道を歩もうとしています。それはこのたびの法要のテーマである「ともにいのちかがやく世界」を著しく阻害する事態です。お釈迦さまは『殺してはならない、殺させてはならない』と説かれ、浄土真宗の開祖親鸞聖人は「世の中安穏なれ」と訴えられました。そのみ教えをいただく我々が、寺という教えの場を用いて平和へのメッセージを訴えることはむしろ必然だと考えます。あの時代、教えを曲げて戦争に追従していった我々の責任を果たすことでもあります。平和の尊さといのちの尊厳を説くお寺で、ともに聴き歌いながら平和への思いを共有し発信したいと思います。

関連イベント
3/12 水橋組・照蓮寺(富山市水橋)
3/26 婦負西組・妙宗寺(富山市婦中町)
3/27 善入寺(中新川郡立山町・立山組)
4/2 黒西組・称名寺(黒部市荻生)
4/9 黒東組・善称寺(入善町東狐)
4/16 上市組・浄泉寺(中新川郡上市町)
4/23 呉北組・専龍寺(富山市北代)
4/29 善解組・聞名寺(富山市八尾)
5/5 富山南組・妙行寺(富山市秋吉)
5/7 上新川組・万行寺(上新川郡大沢野町)
5/14 婦負東組・妙順寺(婦負郡婦中町)
5/28 富山北組・光慶寺(富山市針原中町)
6/3 本願寺富山別院

お寺の新年

※1年前の写真です。

除夜会(じょやえ) 12月31日 23:30
1年の納めとなるおつとめ。

除夜の鐘 1月1日 0:00
新年と同時に除夜の鐘を撞きます。
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善巧寺の梵鐘(ぼんしょう)は、昭和23年に新調されたもので、彫刻家の佐々木大樹作の彫り物が描かれています。平成2年建立の鐘楼堂(しょうろうどう)は、インドにある祇園精舎の鐘と同型です。祇園精舎の鐘楼堂も日本人の寄付金によって建てられたそうです。
新年は心新たに除夜の鐘からお迎えください。お待ちしております。

修正会(しゅしょうえ)1月1日 6:00
新年初めてのおつとめです。

年頭参り 1月1日 8:00~16:00
ご縁のある方々がそれぞれのペースでお寺へお参りに来られます。善巧寺ではおでんを用意してお待ち受けをしています。
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仏教プレゼン大会 / 本願寺

近年、仏教界において様々な試みがされています。
その活動を広く共有していこうと、本願寺において「仏教プレゼン大会」が行われました。
若者を対象に活動している6人のプレゼンターが登壇し、現代におけるお寺や仏教の可能性をさまざまな切り口から伝えてくれました。とても刺激を受けましたので、ここに紹介させていただきます。



・お寺の「おそなえもの」を、仏さまからの「おさがり」として頂戴し、全国のひとり親家庭を支援する団体との協力の下、経済的に困難な状況にあるご家庭へ「おすそわけ」する活動「おてらおやつクラブ」
・銀座のギャラリーにOLが集まり、お坊さんを囲んで語り合う「僧職男子に癒されナイト☆」
・若手僧侶が路上や街中で人々のグチ(愚痴)を聞き、集めてサイトで公開していく活動「グチコレ」
・伝道の在り方を問い直し、影絵を用いて布教を行う「ともしえ」
・寺社好き男女の縁結び企画「寺社コン」や、お寺の宿泊施設「宿坊」を推奨する活動
・これからのお寺や僧侶の在り方を同志と共に学ぶ僧侶セミナー「未来の住職塾」

いずれも共通しているのは、ひとりの僧侶だけでアクションを起こすのではなく、お寺以外の業種や諸団体、仲間と手を取り合い、互いに高め合うようなスタイルで活動されています。こういう在り方は今に始まったことではなく、そもそもお寺はご門徒さんや地域の人々が協力し合って支えられてきた歴史があり、現在もそれを引き継いでいます。ただ、現代においては、いち寺院やいち地域のネットワークでは支えきれないことが多くあるので、手の取り合い方が昔よりも広い範囲になってきている印象です。