昭和52~53年にかけてサンケイ新聞婦人面に掲載された「お茶の間説法」は、昭和54年に書籍として出版。病気で自宅や病院から出られない人のために、本人の音声で朗読している。ニフティ主催のポッドキャスティングアワード2006で審査員特別賞を受賞。
「お茶の間説法」
著者:雪山隆弘/印刷所:百華苑/昭和54年8月15日発行
●お目覚め説法
・いい天気ってどんな空?
・ カガミよかがみよ鏡サン
・心のファウンデーション
・決めた!はヤメタのはじまり
●だいどこ説法
・スプーンはおいしさを知らない
・ひとりいきいき
・いただきます、してますか?
・おかげさま?おカネさま?
●るす番説法
・あなたのダンナは本当の旦那か?
・ベルの音いろいろ
・長屋とマンション
・ひとりよりもふたり
●いどばた説法
・浜美枝さん
・六道はいずこに
・この世はあなたのままになるか
・天上界は二分半
●オフィス説法
・ようこそ、ようこそ
・居直るか、痛みを感じるか
・千々に乱れてグチばかり
・煩悩はいくつある
● チャンネル説法
・生きがいと死にがい
・名CMその後
・ストーブで心は暖まらない
●ハウツー説法
・お布施は出演料じゃない
・焼香は何のために
・仏だんの意義
・ありがとう、さようなら
●お茶の間説法
・焼きイモの味
・女のよりどころ
・男は富貴
雪山隆弘
昭和15年生まれ。大阪・高槻市の利井常見寺の次男として生まれ、幼い時から演劇に熱中。昭和38年早稲田大学文学部演劇専修を卒業後、転じてサンケイ新聞の記者、夕刊フジの創刊メンバーに加わりジャーナリスト生活10年。されに転じて、昭和48年に僧侶(浄土真宗本願寺派)の資格を取得し翌年行信教校に学び、続いて伝道院。同年より本願寺布教使として教化活動に専念する。善巧寺では、児童劇団「雪ん子劇団」をはじめ永六輔氏を招いての「野休み落語会」など文化活動を積極的に行う。平成2年門徒会館・鐘楼建設、同年往生。